なぜメインでマイルを貯める航空会社をANAからJALに変えたのか

40代にして陸マイラーデビューを果たす

1年以上にわたる休職から職場復帰してようやく半年たった頃のことだ。

偶然、ネットでポイ活やソラチカルートのことを知って、そんなにANAマイルがためやすいなら、ANA陸マイラーに挑戦してみようと思ったのが、はじまりだった。気分転換にもなるし、楽しみができていいかなと思って軽い気持ちで始めた。

40代になって初めてANAカード(ANAソラチカカード)を発行し、ポイントサイトのハピタスの会員になった。

ポイ活を始めて数カ月ですぐに1万マイルたまったが、肝心のソラチカルートがその年の年末で閉鎖されてしまった。閉鎖を知ってから、できるだけ多くのポイントをハピタスからANAマイルに移行した。その後は、代替策の東急ルートを使って、ANA陸マイラーを続けていた。

ANA陸マイラーからJAL陸マイラーへ転身したきっかけ

2021年、新型コロナウイルス感染症の第4波が来ていた頃、保有マイルは2万マイルを超えていたが、この状況だとマイルの期限を迎えるまでに飛行機を使った旅行などできないと見切りをつけ、泣く泣く現金化することにした。

ハピタスに待機させておいたポイントも約3万ポイントあったが、それもすべて現金化した。すべてマイルに交換していたら4万マイルを超えていた。

しかし、2年間ANA陸マイラーとして貯めたマイルを1マイルも使うことができず、ANA陸マイラーなのに1度もANA便に搭乗できずに終わった。

 

苦渋の決断:ANAマイルを1マイル=1円で現金化

 

秋になり、オリンピック・パラリンピック後の第5波が来たが、専門家の間では第6波へ備えを、という声が日増しに強くなっていた。

多少ましになったのも束の間、冬になれば流行が再燃することは想像に難くない。でもいつかは感染症も終息する。それは疑いのないことだ。

ただ、それが2年後か、3年後か、5年後か、分からなかった。そういう状況で、ANAマイルもJALマイルも基本最長3年という期限がネックになってくる。

平常時なら3年あればやりくりしてうまく使えるのだが、いつ終わるかもわからない非常事態が続いているとさすがに期限切れのリスクが現実のものとなってくる。

後から分かったことだが、ANAマイルの延長に関する救済策が発表されたのだが、それに気づく前に全て現金化していた。それは以降、もう、ANAマイルを積極的に貯めようというモチベーションがわかなくなってしまったのだ。

 

e JALポイントで無期限ロールオーバー可能

そんな中、JALにはeJALポイントというものがあることを知った。JGC修行の手出しをできるだけ少なくするためにマイルをeJALポイントに替えて、それでJALの航空券を買うことができるのだという。交換は5000マイルからで、5000マイルで5000eJALポイントというレートだ。ただ一気に10000マイル交換すると15000eJALポイントに交換でき、一気に還元率が1.5倍になる。

それだけ聞くとふーん、だが、重要なのはここからだ。このeJALポイント有効期限は付与から約1年なのだが、追加の付与があると、残高が新しいeJALポイントの期限まで延長されるというのだ。つまり、年に1回、期限切れ寸前に10000マイルをeJALポイントに交換し続ければ、保有するeJALポイントは実質無期限で運用できることになる。

ANAでも同様の仕組みがあり(ANAスカイコイン)交換レートもJALと似たようなものだが、ANAスカイコインはeJALポイントのような期限の延長制度はない。

私は、決意した。将来、新型コロナウイルス感染症の流行が完全に終息したらJGC修行をやってみたいと思っていたが、それまでにJGC修行で使う航空券代をほぼ賄えるだけの30万eJALポイント(20万マイル相当)を貯めてみようと思ったのだ。

マイルであれば3年しか貯められない。しかし、多少還元率は低くなるかもしれないが、いつJGC修行が始められるか分からない状態でもこういう楽しみ方があるのではないか、と考え方を切り替えたのだ。

だから、私はANA陸マイラーからJAL陸マイラーに戻ることにした。戻るというのは、もともと私はJAL陸マイラーだった。日常生活でマイルをためては、国内一人旅に使っていた。今から20年前、生まれて初めて加入したマイレージ会員もJALマイレージバンクだった。

2022年に、JGC修行してJGC会員になることができた。JGC会員はJAL three starなので、マイルの有効期間は5年間だ。それはおまけだが、それひとつとってみても、メインでマイルを貯める航空会社をANAからJALに変えて良かったと思った。

 

JGC修行を2023年以降に先延ばしするのはやめた

 

ANA陸マイラーからJAL陸マイラーに軸足を移した後も、ANAマイルはため続けるつもりだ。

ANAソラチカカードとANASFCカードは保持し続け、年間マイルの継続マイルを確保する。これにより3年間で9000マイル、対する費用は1万円ちょっとだからそれなりに効率的にバイマイルできる。

9000マイルあれば、私の最寄り空港の中部国際空港発着のほとんどの路線、ハイシーズン以外の期間なら片道分の特典航空券に交換できる。これなら、3年に1回ANA便に搭乗できるので、ANA陸マイラーをやめる理由はない。

JAL陸マイラーをメインに日常生活とポイ活でJALマイルとeJALポイントをためながら、ANA陸マイラーもボチボチ続ける、という生活を送っている。

 

 

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