信頼されることの大切さ

信用失墜行為をすると、すべてゼロになる。

今日は結論から。

職業人にとって最も大切なのは、

信頼されること。信頼を築くこと。

会社員の場合、犯罪行為など論外だが、不正、虚偽、会社に損害を与える行為、いわゆる信用失墜行為をすると、その人の信用、評価、期待はすべてゼロになる。

明らかな信用失墜行為でなくても、仕事で迷惑をかけ続けたり、失敗が度を超えていたり、長期間休んでしまうなど、この人には仕事を任せられない、ということになると、この場合も、その人の信用、評価、期待はすべてゼロになる。

信用、評価、期待はすべてゼロになる、とどうなるかというと、事実上仕事ができなくなる。自分に仕事を頼む人もいなくなるし、自分からなにか言っても信じてもらえなくなる。

信用、評価、期待がゼロの状態で、どんなにいいことをしようが、どんなにいい提案をしようがスルーされる。だからいくらやっても成果に結びつかない。

では、信頼を築くとどうなるか。他の人が、困ったらあの人に聞いてみようと思ってくれる、そして実際にお役に立てる、さらに信頼される、という好循環が起こる。

逆に、自分からなにか頼んでも快く引き受けてもらえるようになる、自分がなにか言っても信じてもらえるようになる。すると努力したら成果に結びつくようになる。

組織にも同じことがいえる

信頼関係が土台なのは、会社でも同じ。会社と従業員の間に信頼関係がないと、会社がどんなにいい取り組みをしようが、従業員にスルーされる。問題に気づいていても隠そうとする。だからいくらよい取り組みをしても成果に結びつかない。

では、信頼を築くとどうなるか。従業員が、困ったら会社に相談してみようと思う、提案しようとする、自発的に行動するようになる、そしてさらに信頼関係が築かれる、という好循環が起こる。

逆に、会社から提案しても従業員から肯定的な反応がある、会社が言うことを信じてもらえるようになる。すると、よい取り組みをすればするほど、業績に結びつくようになる。

信頼を築くために不可欠な要素は「継続」

だがそれには必要不可欠な要素がある。それは、信頼を築くためには、ある程度のまとまった時間が必要、ということだ。信頼されるためにかなりの時間が必要ということは、すなわち「継続」が必要だ、ということにほかならない。

多くの人は、信頼という果実を得るまでに継続することをやめてしまう。なぜ継続することがそれほど難しいのか。それは、目に見える成果が出ないのに、毎日毎日信頼を得るために努力を継続することは大変なことだからだ。

でも、信頼を得るために王道はない。ある程度のまとまった時間、信頼を築くための努力を継続する、これより他に信頼を得る方法はない。それは、個人でも会社でも同じことがいえる、と私は思っている。

 

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