アインシュタインの名言
「穏やかでつつましい生活は、成功を追求するせいで常に浮き足立っているよりも、より多くの幸福をもたらす」
2017年に、日経新聞に載った1つの記事が目にとまった。アインシュタインが、戦前日本を訪れて帝国ホテルに滞在していた際に、ベルボーイにチップの代わりとしてあげたメモ2通が、合わせて180万ドルで落札された、というものだった。
冒頭の一文がメモの内容の一部だ。真理を追求している人は、やはり神の領域に近づいていくのだろうか。人生の真理を言い当てた名言だと思った。
当時、私は、失意のどん底にあった。その年の春、単身赴任で東京に行って、会社に行けなくなり、半年で帰って来た。アインシュタインの名言は、休職して自宅療養していた自分を励まし、慰め、力を与えてくれたのを覚えている。その記事をコピーし、しばらくの間、自室に貼っていた。
最近もまた、同じようなメモが見つかり、高額な値がついたというニュースがあり、当時のことをふと思い出した。
何が成功を分けるのか
人間は誰でも成功したい、と思うものだ。私もそう思って努力している。
でも、成功って何だ?と思う。
今は、私はこう思う。
成功とは、自分の本当にやりたいことを見つけ、それができていることだと。
今年は、アインシュタインのノーベル物理学賞受賞から100年だ。アインシュタインは、ノーベル賞も受賞して、世間から天才物理学者と認められたから成功した、といえるのではなく、自分の本当にやりたいことを見つけ、それができていたから成功したといえるのではないか、と私は思う。
そろそろ、他人からの評価ばかり気にして、自分の本当にやりたいことをできない人生を変えませんか。