JGCカードは年会費を超える還元がある
JGCカードの年会費は11000円。スマリボ割で9625円。
年1回、初回のJALグループ便搭乗に限り、初回搭乗特典として、JGCカード特典3000マイル、JALカード・CLUB-Aカード特典2000マイル、合計5000マイルが付与される。よって、修行後も年1回JALグループ便に搭乗すれば、5000マイルが確実に還元される。
つまり、あなたが1年間に一度もJALに搭乗しないことがないなら5000マイルは確実に手に入れられる。
JALマイレージクラブのホームページでは簡単にマイルをe-jalポイントに交換できる。e-jalポイントはJAL航空券などJAL商品には現金同等の利用ができる。
10000マイル単位での交換で1マイル＝1.5e-jalポイント。つまり、公式には1マイル＝1.5円とされている。
ジェットスター国内線特典航空券に交換できる
では、5000マイルの価値は本当に7500円なのか。
JALマイルは、ジェットスター国内線特典航空券に交換できる。全国一律片道5500マイル、成田ー関西のみ片道4500マイルで交換できる。
ということは、5000マイルの価値はジェットスター国内線特典航空券とほぼ同じといえる。
ジェットスター国内線は路線や時期にもよるが、最も安くてシンプルなスターター料金がだいたい5000円くらいから販売されている。
だが、JALマイルから交換したジェットスター国内線特典航空券は、スターター料金で購入した航空券にはない特典がたくさんついている。
追加料金なしで、座席の通路側か窓側かの指定ができ(希望の座席指定は不可)、20kgまでの手荷物料金が無料、国内空港施設使用料も無料、決済手数料無料、何度でも無料で日付変更可能となっている。
ジェットスター国内線の最安プランである、スターター料金では上記特典は全て追加料金が必要だ。
JALマイルから交換したジェットスター国内線特典航空券は、スターター料金＋約6000円分くらいの価値があると考えてもよく、JALマイルの隠れたお得交換先といえる。
すると、5000マイルは安くても10000円くらいの価値はありそうだ。
元がとれるだけではない
JGC会員であれば、搭乗時はサクララウンジの利用、専用カウンターでのチェックイン、専用デスクの利用、優先搭乗、優先手荷物受取などの優待、前方座席予約、海外旅行時はワンワールド加盟航空会社でもワンワールドサファイアステイタスの優遇も受けられるので、各社のラウンジも利用できる。
また、航空関連以外でも、マイルの３５％上乗せ加算、海外旅行保険の自動付帯、航空機コレクションオリジナル卓上カレンダープレゼント、コナミスポーツクラブ優待などがある。
まとめ
以上のことから、JGCカードの年会費は一見高額に見えるが、JAL便に全く搭乗しない年でなければ、実質0円以下でJGC会員資格を維持できるうえに、さらなる還元を受けられるカードであるといえよう。
それに加えて、JGC会員であることで受けられるベネフィットも総合的に考えると、非常にお得なカードであるといえよう。
以前は、JGCカードの毎年の年会費負担が、JGC修行に対する否定的な考え方につながっていたが、このように考えるとそれが解消された。