JALから救済策が発表されていた
JALマイレージバンクで保有している10000マイルが来月2021年10月から失効し始めるので、ここ数ヶ月ずっと対策を検討していた。
2021年10月になったら、今保有しているマイルのほとんどにあたる10000マイルを15000「e-jalポイント」に交換する、というのが少し前に決めた対策だった。ところが、コロナ禍が続いているため、JALから2022年2月までに期限を迎えるマイルについては事前登録さえしておけば、自動的に1マイル=1.5「e-jalポイント」の換算率で「e-jalポイント」に交換するという救済策が発表されていた。
わざわざ「e-jalポイント」への交換をしなくてもよかったのだ。それで早速事前登録だけしておいた。これで来月2021年10月から失効し始めるはずだったマイルは、自動的に「e-jalポイント」に変身する。2022年3月以降は救済策はあるのかわからないが、なければないで、2022年3月に「10000マイルを15000「e-jalポイント」に交換する」までだ。
もちろん、マイルのまま有効期限が繰り下げられたらそれに越したことはなかったのだが、救済策に乗らない手はない。大半のJALマイラーの皆さんは、「e-jalポイント」なんてくそくらえだと思っているだろうが、こういう状況(マイルで飛行機を使った旅行ができない状況)になってしまったのであきらめるしかないと私は思っていた。
「e-jalポイント」は約1年間しか期限がないが、加算されるたびにまた約1年期限が延長されるので、実質的には無期限に保有できる、ということに気づいた。有効期限が最長3年のマイルで保有するよりも、毎年最低1回「e-jalポイント」へ交換することでコツコツと積み立てるほうがいい、と考え始めていたので、JALの救済策に対して何の違和感はなかった。
宿泊実績0泊でOne Harmonyの上級会員(ロイヤル)になれる
しかし、ブログ記事を見ていると、この救済策は「マイルの強制交換だ」と憤る声もあった。マイルの強制交換を回避するために、何とかしてマイルをうまく使えないか頭を悩ませているようだ。そのための対策のうちの1つに、マイルをオークラ ホテルズ&リゾーツ、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティの3つのホテルが加盟するポイントプログラムであるOne Harmonyのポイントに交換する、というのがあった。
One Harmonyのポイントは、主に参加ホテルの宿泊特典として利用すると高価値で利用できる。交換する時期によって変わるが、ポイントの有効期限も2年から3年あるので、単純比較では「e-jalポイント」より長い。しかも、年間5000ポイント以上を獲得した場合は、それだけでOne Harmonyの上級会員(ロイヤル)に、年間15000ポイント以上獲得した場合は、One Harmonyの最上級会員(エクスクルーシブ)にランクされる。
JALマイルからの交換レートは、現在10000マイル=6000ポイントなので、10000マイルをOne Harmonyのポイントに交換するだけで、1泊もせずにOne Harmonyの上級会員(ロイヤル)に格上げされ、今後宿泊などに使えるポイントが6000ポイント付与される。もし、30000マイルを交換すれば、即One Harmonyの最上級会員(エクスクルーシブ)にランクされ、同じく18000ポイント付与される。
One Harmonyの上級会員(ロイヤル)については最近知ったが、回数制限付きルームアップグレードやレイトチェックアウトサービスなどが受けられる。「マイルの強制交換だ」と憤り隠せなかったその人は、JALの航空券とJALパックの旅行商品にしか使えない「e-jalポイント」に強制交換されるぐらいなら、マイルをもっと他のことに使いたかったのだろう。
そう考えると、わたしもその人の気持ちがわかるような気がしてきた。私の保有マイルは10000マイルちょっとしかないので、30000マイルは無理だが、10000マイルをOne Harmonyのポイントにかえてみたくなってきた。なにしろ、10000マイルをOne Harmonyのポイントに交換するだけで、1泊もせずにOne Harmonyの上級会員(ロイヤル)になれてしまうのだ。ただし、会員資格は最長で2年ちょっとだ。でも10000マイルで2年も上級会員のサービスを受けられるのなら、そっちのほうが確かに高価値なマイルの使い方といえるかもしれない。
あーあ、失敗だった、ということになってもいいので、10000マイルをOne Harmonyのポイントにかえて、6000ポイントで宿泊できるホテルに泊まってみて、上級会員(ロイヤル)ステイタスのサービスを享受してみようと思う。何事も経験だ。失敗でもブログ記事のネタができて十分元が取れると思えばいい。それでも今後たまっていくマイルが期限を迎えるのなら、その時は「e-jalポイント」を活用しようと思う。
幸い、私の勤務先がある名古屋は、以前はハイアット系同様、オークラ・ニッコー・JALシティ不毛の地だったが、改めて調べてみると同グループのホテルがここ3~4年に2つもできていた。だから旅行で利用できなくても、勤務地にホテルがあるのなら、仕事が遅くなったりする日や、特に早く出勤しなければいけない日に前泊で使うなど、無理なく無駄なく利用することができる。
さらに調べていくと、上級会員資格の期間を最長にするためには、今すぐにではなく、2022年1月に10000マイルをOne Harmonyのポイントに交換するのがいいようだ。そうすれば2024年3月まで上級会員のステイタスを享受できる。いままでいろいろなホテルでホテル会員になったことがあるが、上級会員になったことはなかった。今からとても楽しみだ。
(2021.09.26追記)
熟慮の末、2022年に実行を計画していたJGC修行を2023年以降に延期し、2022年はJGC托鉢として、JGC修行の活動資金をためる陸マイラー活動に注力することを決めた。今後はたまったJALマイルはe-jalポイントに交換して、2023年以降のJGC修行の活動資金に充てることになったため、10000マイルをOne Harmonyのポイントに交換する案は見送ることになった。