今夜も寝られないかも、という恐怖
単身赴任先で会社にいけなくなる2、3ヶ月くらい前から睡眠障害に悩まされた。12時前くらいに眠りに入るのだが深夜2時くらいに目が覚めて、そのまま朝まで寝られないのだ。
後になって、まず就寝前のアルコールが非常にマズいということが分かった。毎晩仕事から帰ったら夕食を食べて、缶酎ハイか缶ビールを1、2本飲んで寝ていた。もちろんストレス解消、リラックス効果を求めて飲酒していたのだが、アルコールには早朝覚醒効果があるそうで、途中で目が覚めてしまうという症状が続いた時点で、まずアルコールをやめなければならなかったと反省している。
そのうち、寝られないことがストレスになってくる。今日も寝られない、明日も寝られないだろうかと不安にかられてくる。日中疲れてさらに遅くまで残業しているので一旦は寝られる。でも寝なきゃいけない、と思うと逆に目が覚めてしまうという不思議な悪循環に陥ってしまう。
朝は決まった時間に起きる、じゃあ寝るのは?
休職して働かなくなる状態からまた毎日働くようになる状態になることを社会復帰というならば、この社会復帰がいかに大変かということを身をもって体験した。社会復帰に向けて最初に主治医から指示されたことは、「毎日決まった時間に起きる、3食食べる、1日最低1万歩歩く」だった。
でも今改めて考え直すと、毎日決まった時間に起きるようには言われたが、毎日決まった時間に寝なきゃいけないとは言われなかった。今回その理由がようやく分かった。
その理由は、毎日決まった時間に寝るのは困難(毎日決まった時間に床につくことはできるが)だし、良い睡眠をとるという趣旨からは効果的とはいえないからだ。
精神科医樺沢紫苑先生のYouTube動画で、うまく睡眠に入る方法の1つとして、睡眠の波に乗るということが紹介されていた。それによると、朝起きて日光を浴びてから15時間後くらいにメラトニンが分泌されて眠たくなり、眠気が覚めてしまうとその後は約90分毎に眠たくなるそうだ。
要は、毎日何時に寝ると決めるよりも、眠たくなったらすぐにそれに気づいてすぐに床に入るのがいい、ということだ。
私も早速昨日実践してみた。もういつでも寝られる状態で好きなことをしている。何回かあくびが出る。あっ、今だっ、と思って横になる。気づいたら朝だった。そして今このブログ記事を書いている。