謙虚の本当の意味を知る

謙虚とは、自分ができないこと、不得手なことをやらないこと

広辞苑で「謙虚」を調べると、「謙遜で心にわだかまりのないこと。ひかえめですなおなこと。」という意味のほかに、宗教用語として「~神の意志に飽くまで従順になろうとする心。」という意味が載っている。

前者は慣れ親しんだ謙虚の意味だと思うが、後者はとっつきにくい。ところが、最近、この後者の「謙虚」の意味を分かりやすく教えてくださる本に出会った。それは枡野俊明先生の「仕事も人間関係もうまくいく放っておく力」という本だ。宗教的な意味における「謙虚さ」とは何かをこう説明しておられる。

「謙虚さ」とは「自分のできること、得意なことをして社会に貢献すること」である、と。

自分ができないこと、不得手なことを無理してやろうとすることは、身のほど知らずで、傲慢、自分らしくないとまで言い切っておられる。

幼いころから日本人が習ってきた、謙虚さとは、でしゃばらないこと、控えめでいること、だと思われているが、謙虚さの本質は、できもしないこと、不得意なことをやらない、ということだ。

つまり、神様が与えてくれた自分がもともとできること、得意なことがあるのだから、それを探して活かしなさい、ということではないだろうか。

神が何を与えてくださるのかはわからないし、人間がそれを選ぶことはできない。なぜなら、それは神のご意思だからだ。しかし、与えられたもの(自分ができること、得意なこと)を自覚して、それをどう活かすか、どう活かして社会に貢献するかは各人の努力次第なのだ。

神の意志に飽くまで従順になろうとする心とは、神から与えられた自分ができること、自分の得意なことを、自分自身と向き合って探して、それを活かして社会に貢献することをいう。それが「謙虚」であることの本当の意味だ。

これから変える2つのこと

6年前に降格されてずっとそれが頭から離れなかった。過去のネガティブな経験と向き合うことを避けてきた。しかし、今年ようやく人事に過去の降格理由の開示を申請して、先月説明を受けた。6年かけてようやく過去のネガティブ経験と向き合うことができた。

そのおかげで今後、私は、2つのことを変えようと決心した。

1.自分を変える努力をやめて、自分を活かす努力をする。

2.他人の評価を気にして生きるのをやめて、自分の得意なこと✕好きなこと、をする。

 

6年前に降格してくれてありがとう。おかげで今、私は進むべき方向が見いだせて幸せです。

 

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