「がんばらない戦略」を英語習得に応用している

美人を見かけたら腕立て伏せする男のまねをする

私は、ほぼ毎日意識して歩く。仕事の日は退社後、事務所から最寄りのJRの駅まで約3キロの距離を速足で歩く。休みの日も朝、もしくは夕方に1時間くらい歩く。休日に用事があるときは、駅までわざわざ歩いたりする。毎日何歩歩いたかスマホアプリで計測・記録している。

「がんばらない戦略」を読んでから、すぐに自動化・習慣化を実践している。私は、このように毎日歩く機会があるから、歩くときはSIMスーパースピーキングを聞く、と決めた。

わざわざ英語を勉強しようと腰を上げるのに時間がかかってしまい、結局やる気がなくなるというのがいままでのパターンだった。

「がんばらない戦略」は、英語習得の勉強をしようとも思わないうちに勝手に体が動く仕掛けだ。歩き始めると無意識にSIMスーパースピーキングも同時に始まっている。「がんばらない戦略」に出てくる、美人を見かけたら腕立て伏せする男。その場で人目もはばからず、いきなり腕立て伏せする。実はそこがミソだ。彼は、美人にモテたいからそれをモチベーションに体を鍛えようという算段なのだが、スポーツクラブで体を鍛えるのではダメなのかと問われて、それではダメだと明快に答える。

継続するには段取りが多すぎる

美人を見かけたら、すぐそこで腕立て伏せすればいい。スポーツクラブに行って体を鍛えるのでは、段取りが多すぎるという。

朝起きて、着替えて、歯を磨いて、ご飯を食べて、服を選んで、靴を選んで、家を出て、鍵をかけて、車に乗って、スポーツクラブについて、受付して、また着替えて、ようやくトレーニングできる。確かにトレーニングするまでの段取りが多すぎる。これでは、もうやめた、ということになりかねない。身につまされる話だ。

だから、この話を読んで、私も会社を出て歩き始めたら、rakutenhandを胸ポケットから出して、SIMスーパースピーキングのオンライン学習サイトにアクセスしたら、そのまま音量を最大にして音を流し始める。

イヤホンをカバンから取り出して、イヤホンを耳につける、という段取りをなくしたのだ。近所迷惑だが、お構いなしだ。深夜人気のないところで、皆寝静まった後にやっているのではないのだ。気にすることはない。

歩いているうちに、人ともすれ違うし、人にも追い抜かれる。怪訝な顔をして二度見してくる人もいるし、不審者にみられることもある。ところが意外にもそういう人はだいたい2割だ。残りは、全く気付かないか、気付かなかったふりをしている。

イヤホンをカバンから取り出して、イヤホンを耳につける、という段取りをなくしたことで、格段に最初の始めるハードルが下がった。たった2つの段取りをなくしただけで、毎日続けられている。

SIM同時通訳方式には、SIM音読というメソッドがある。SIM同時通訳方式は、巷によくある英語を大量に聞き流すことで耳が慣れて英語のヒアリング力が上がる、という教材とは全く別の教育メソッドだ。

英語で感じ、考える、一文を読み終わった時、あるいは聞き終わったときには、全体の意味が取れている状態、になっていることを目指すべき完成形としている。

その力を養成するために、SIM音読は教材のヒアリングとセットで取り組まなければ効果が出ない、といわれている。教材がうまくこなせないと感じたらSIM音読をやり直せ、と指導されているほど重要なメソッドだ。

そこで、私はSIM音読を毎日続けるために、自動化・習慣化の仕掛けを導入した。毎日3食たべた直後にSIM音読を10分やる、と決めたのだ。

最初は、忘れてしまう日もあったが、最近は「ご飯食べたらなんかするんだったよなあ、あ、SIM音読だ」といった具合にご飯を食べ終わると、まるでタイマーがセットされているかのように思い出すようになった。

ここでも段取りを極小化している。食べ終わったら本当にすぐSIM音読をその場で始めるようにしている。ちょっとお腹が苦しいから少し落ち着いてからやろうとか、スタバへ場所を移してからやろう、とかいう言い訳は一切なし。場所を選ばず、食べ終わったらすぐその場でやることにしている。

歩くときはSIMスーパースピーキング、ご飯を食べたらSIM音読。もう体が勝手に反応するようになってきた。

あー、今日もSIMスーパースピーキング聞いてないなあ、今日は1回もSIM音読やってないなあ、やらなきゃ、と思うことが全くなくなった。自動化・習慣化の仕組み恐るべし。これはすごいわ。ここまでのものとは思っていなかった。

私はいま、英語学習において「美人を見かけたら腕立て伏せする男」のまねをしている。

 

SIMスーパースピーキングをはじめとする教材はソースネクストのオンラインサイトで買える。時々大幅ディスカウントが出るので、興味のある方その時を狙って購入するといい。

 

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