本書を読む前
昔からマルチタスクが苦手だった。人事の面談で苦手なことは何かと問われてマルチタスクが苦手だといった。面談してくれた人事担当者は、仕事はいろいろ一気にくるからね、仕事をこなしていくには、同時に複数のタスクを進めていくのは必要な能力だ、といっていた。結構な数の本が書店に行けば見つかるよ、どんな本でもいいから探して読んでみたら?、と勧めてくれたのが、本書を買ったきっかけだった。
気づき
1.マルチタスクができるようになりたいと思って本書を買ったが、脳は同時に2つ以上のことができないので、実は普段から偽りのマルチタスク状態を解消するようにしておくことが、逆に頭の回転を早くして、仕事が「すぐできる」脳になる。
2.とりあえずスマホは要注意。
暇になると何か面白いニュースないかなと、スマホで情報を探そうとすること自体が脳を「させられマルチタスク状態」にしてしまう第一歩。こういう時はデジタルデトックスが有効。
3.ワーキングメモリ(上頭頂小葉)を活用することで「させられマルチタスク状態」の偽りの忙しさに翻弄されなくなる。
ワーキングメモリの働きで情報に対する意味付け(=情報を全体の一部として扱い、それを自分の目的に使う力とする)を意図的に行えるようになると「させられマルチタスク状態」に翻弄されなくなる。
4.ワーキングメモリは姿勢を整えると起動する。
5.普段から、マルチタスクレベルを意識して下げるように心掛けることで、本当に忙しい時は、脳内で、ブロードマン10野(一時的に容量オーバーの情報を処理しないといけない時に働く)が働いて、本物のマルチタスクができるようになる。
6.「構え」効果
7.依存症とフロー状態は似ている
フロー状態はワーキングメモリを使わずに仕事の効率を上げる唯一の方法、活用すべき。
フロー状態を作り出す条件
・眠気がない
・明確な目標とフィードバック
・能動的、自律性(やらされ感がない)
・世のため人のためにやること
TODO
1.姿勢を正して仕事する。
2.とりあえずスマホをやめる。
3.ワーキングメモリを使って、普段から「させられマルチタスク状態」を解消し、マルチタスクレベルを下げる。
4.フロー状態をうまく使って、ワーキングメモリの使いすぎを防ぐ。
5.袋小路に入りそうになったら「構え」効果を疑って、ダラダラ悩まずすっぱり他の仕事に切り替える。
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