社労士の敵を宅建士でとる
2020年10月に行われた宅建士試験に合格した。その後、登録実務講習を修了し、2021年2月に宅建士登録、宅建士証の交付を受けることができた。
宅建士の教材としてフォーサイトを選んだのは、以前社労士講座を受講していたことがあるからだ。社労士講座が良かったから宅建士講座も申し込んだのではない。社労士講座は完遂できず、受験すらできずに終わった。
それが悔しくて、このままでは終わらせるか、と思っていた。そこへ、たまたま宅建士を受験したい動機が揃った。まずは第一選択として頭に浮かんだのがフォーサイトだった。
実際はフォーサイトに申し込むまで4ヶ月くらい迷った。休職して復帰して仕事に行って帰るだけで精一杯の頃だ。あれもこれも欲張ると、元も子もない、ということにもなりかねない。でもやるならフォーサイトと決めていた。
休職中にフォーサイトの社労士講座を申し込んだが続かなかった。休職したことで不利にならないように労働法を学ぼう、あわよくば資格も取れたらと思って始めたが、集中力が続かない。興味も湧かないので意欲が出ない。せっかく始めたことが続かないので自信がなくなる、気分が落ち込む、と負のスパイラルに陥った。復職に差し障るのでは意味がないのでスッパリ諦めた。
キャンペーンを待つとよい
宅建に限らず、資格講座は高額で、だいたい前払だ。少しでも安く済むならそのほうがいい。私がフォーサイトの宅建士講座に申し込んだのは8月のお盆前だった。そう、期間限定のキャンペーン価格が出たのである。それを見てすぐに申し込んだ。通常価格に比べて2万円弱はお得に申し込むことができた。これから講座を申し込む人は、お得なキャンペーンが出ないか定期的にフォーサイトのサイトをチェックしておくとよいだろう。
いかに安く申し込んだとはいえ、私には失敗した社労士講座の出費がある。社労士と宅建士、2つで17万円くらいフォーサイトに払っている。今回は必ずやり切って合格し、費用を回収するぞ、と固く誓った。
全額返金保証を真に受けてはいけない
フォーサイト宅建士講座には全額返金保証付きの講座がある。私が受講していた講座もそうだった。しかし、経験者として敢えて申し上げる。
全額返金保証はないと思え
理由は、2つある。1つ目は、全額返金保証を受けるための条件である修了テストが「本試験レベル超」。まず合格しないようにできているからである。何より罪深いのは、確認テストで満点を取ってから修了テストに臨むのだが、確認テストと修了テストの難易度が違いすぎることだ。確認テストが高尾山だとすると修了テストは冬の八甲田山だ。私を含め受講生の多くは高尾山の軽装で冬の八甲田に突入し帰らぬ人となる。
2つ目の理由は、講座に申し込む理由は何か、を見失わないためだ。講座に申し込む理由は、合格するためだ。合格を手にするほうが嬉しいか、不合格で受講料全額返金してもらうのが嬉しいか、答えは明白である。