石倉秀明著「コミュ力なんていらない」書評

本書を読む前

仕事で成果をあげるには、コミュニケーション能力が高くないとダメ、社会人たるものコミュニケーションに関する本を読んで、コミュニケーションのノウハウを身につけないといけない、と思い込んでいた。

職場でも「仕事の効率を高めるためにコミュニケーションが大事だ」という内容の研修資料が配られたり、コミュニケーションについてグループディスカッションをさせられたりする。

自然とコミュニケーション能力が高いことが会社に評価される、コミュニケーション能力を高めなければならない、と知らないうちに刷り込まれていたように思う。

気づき

1.「自分の市場価値を高めれば、収入が増える」は間違い。

給料は、業界の成長率、事業の利益率、労働分配率でほぼ決まる。

つまり、給料はどの会社に勤務するか、でほぼ決まる。自分の市場価値や、自分がしている仕事の社会的価値には比例しない。

2.自分の苦手に敢えて正面からぶつからなくても、今ある手札でどう逃げ切るかを考えればよい。

3.仕事で必要なコミュニケーション能力は2つ。

自分の言いたいことを伝える力と、相手の言っていることを理解する力。

まずはこれを磨くことに集中すればよい。

4.コミュニケーション能力と仕事の成果は関係ない。

TODO

1.相手が勝手にしゃべってくれる、魔法の言葉「具体的には?」を積極的に使う。

2.自分の長所を活かす勝ち方は誰にでもできるが、問題は長所をどのように活かすかである。どうしたら自分の長所を活かせるか、を常に意識する。

3.「メンタルが安定すると結果が出る」のではなく、「結果が出るからメンタルが安定する」のである。だから、安定して結果を出すにはどうしたらいいか、という問題に徹底して向き合う。

 

1430円

累計7冊 11165円

 

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