富裕層ではないけど、ダイナースクラブ会員
ダイナースクラブカードは、富裕層向けのクレジットカードである。通常、年会費は24200円~だ。しかし、年会費2750円で持てるダイナースクラブカードがある。それが、ダイナースクラブカードブルーだ。
ダイナースクラブカードの券面はシルバーのイメージがあるが、このカードは名前の通り券面は深いブルーのつや消しで品がある。
ダイナースクラブビジネスカードという年会費約3万円の法人カードがあるのだが、見た感じがそれによく似ていて、ダイナースクラブカードブルーを出すと、お店の人が一瞬オッっという表情をして券面をなめるようにみているのが面白い。少なくとも知らない人が見たらとても年会費2750円のカードには見えないだろう。
2021年、初めてこのダイナースクラブカードブルーを申し込んだ。5月中旬に郵送で申し込んで、6月初旬にはカードが手元に届いた。
ダイナースクラブカードといえば、企業経営者や大企業の管理職、年収が多い人、ある程度の収入を得ていると思われる年齢の人しか会員になれないイメージがあった。だから、申し込んではみたものの審査落ちするかもしれないな、と思っていた。しかし、無事カードが手元に届いた。
年会費無料のコスパ最高カードもいいけれど、それもそろそろ飽きてきた
ダイナースクラブカードブルーを申し込むには、条件がある。それは、以下の通りだ。
- 三井住友信託銀行に普通口座がある。
- 三井住友信託銀行ダイレクトの契約がある。
- 三井住友信託銀行の普通口座を引落口座に指定する。
- 三井住友信託銀行のトラストプレミアムサービスがシルバーステージ以上。
- 三井住友信託銀行の店頭で申し込み。
これらの項目をすべてを満たすからといって必ず発行されるわけではない。あくまで、審査以前に必要な項目だ。
細かいことに目をつぶればハードルはそれほど高くない
1.と2.と5.は基本、普通の人なら誰でもすぐに満たすことができる。費用がかかるわけでもなく、手間はかかるが、三井住友信託銀行の店頭に足を運びさえすればいい。私は、昨年、口座開設と預入を済ませていた。
3.も1.を満たせば可能ではあるが、意外に不便なこともある。私は、クレジットカードの管理のために、原則クレジットカードの決済口座を集約している。自分用の決済はA銀行、家計の決済はB銀行といった具合だ。だから、ダイナースクラブカードブルーは自分用に作ったので、他の自分用クレジットカードの決済に使っているA銀行を指定したいのだが、それではカード発行条件を満たさないので、仕方なくこのカードだけ決済口座として三井住友信託銀行の普通口座を指定せざるを得ない。そうすると、カード決済用にいくらかまとまった現金を常時プールしておく必要が出てくる。引き落とされたらその分を補充・管理する手間も増える。さらっと書いてあるが悩ましい。だが、仕方あるまい。
そして、最大のハードルが、4.の「トラストプレミアムサービスがシルバーステージ以上」という条件だ。手っ取り早くシルバーステージ以上になるには、300万円相当以上の金融資産を三井住友信託銀行に預けてさえいればいい。ただ、それによって、その分資金が固定化されるというデメリットは生じる。
5.はホームページ上でそのような案内があったのだが、三井住友信託銀行に電話をして、「この感染症流行下、できれば店頭へ行かずに手続きしたい」と伝えると、意外にすんなり郵送での手続きを案内をしてくれた。平日の9時から15時の間に店頭に足を運ぶことができる人ばかりとは限らないので、すでに三井住友信託銀行に普通口座をお持ちで、ダイナースクラブカードブルーの申し込みに二の足を踏んでいた方は、一度取引のある三井住友信託銀行の支店に問い合わせてみてはどうだろう。書類返送の手間や余分な時間はかかるが、ちゃんとカード発行までたどり着いた。
メリット
1.名古屋・栄のタワーラウンジカシメは、契約会員しか入れないが、ダイナースクラブカードブルーを含むダイナースクラブ会員は1時間500円~都度利用が可能だ。少なくとも月に1回は利用する。ダイナースクラブ会員は抹茶とお菓子のサービスを利用できるが、抹茶とお菓子のセットを栄の喫茶店で頼もうものなら、少なくとも500円はするだろう。
THE TOWER LOUNGE CASHIMEを都度利用する方法
2.コナミスポーツ利用特典により、コナミスポーツクラブとその提携施設を都度利用できる。
3.JGC修行にも役立つ。空港ラウンジだ。こちらも当日の搭乗券とカードを提示することで、ダイナースクラブ提携の空港ラウンジを無料で利用できる。
4.常時ではないがヒルトンプレミアムジャパンの優待も利用できる場合がある。