今は、保険付帯、カード付帯のロードサービスもあるが
車に乗る方なら会員になったほう方がいいJAFだが年会費が4000円。ちょっとしたゴールドカード並に高い。でも、入っていると何かと心強い。今は、ロードサービス付きの自動車保険やクレジットカードなどもあるが、やはり実績と技術力に定評があるJAFにはかなうまい。
私も2006年から本会員になり、今年で入会から15年を迎えるが、1回だけ救援を受けた。大通りの交差点、右折レーンの先頭で赤信号になり、なぜだか分からないがエンジンを切って信号待ちをしていた。信号が青になり、前に進もうとエンジンを始動させるが、エンジンがかからない。気持ちだけはあせってくるが一向にエンジンはかからない。その時浮かんだのがJAFだった。後続車に、エンジンがかからない旨を伝えて、JAFにすぐ電話した。
10分ちょっとで救援に駆けつけてくれ、一緒に道路脇まで車を押してくれた。原因はバッテリーだった。その場で高いバッテリーを買わされる羽目になったが、実費以外は請求されなかった。この時ほど、JAFに入会しておいてよかった、と思ったことはない。しかし、私は今までJAFの年会費を払ったことはない。なぜなら、JAFMUFGカードのポイントを毎年JAF年会費に交換してきたからだ。
JAFMUFJカードを三井住友JAFカードに切り替えた
クレジットカード業界関係者でもないし、カード会社業界研究もしたことはないが、やはり、名門ながら先取の精神を失わない信頼の三井住友VISAカード、年会費が当たり前の時代に、いち早く年会費無料の流れを主導したクレディセゾン、UFJカードとDCカードとニコスカードが合併してできたMUFGカードがクレジットカード会社3強だといえよう。
ただ、確かにMUFGカードは存在感があり、無視できない存在だが、徐々にサービスが悪くなってきたと、私は感じる。UFJカード時代にあったサービスが、徐々に使いにくくなりつつある、と感じるからだ。例えば、以前は、2枚のカードを保有しているとポイントを合算できて、ポイントがためやすかったが、いつの間にか制度が変わって、単独でのポイントカウントになった。他にも、いつの間にかなくなっている、というのが多い印象を私は持っている。しかし、私の印象を決定的にしたのは、MUFGカードから送られてきたカード解約予告通知書だった。
私は、MUFGカード2枚をUFJカード時代から10年以上保有し、2枚ともダブルメインカードとして使ってきた。そのうちの1枚はJAFMUFJカードで、家計の光熱費関係を集約し、もう1枚は、プライベートで交通費や、TACの受講料やUSCPA受験生時代の受験料や手数料もすべてそのカードで決済してきた。総決済額は年50万を超え、(翌年度ポイント優遇が与えられたので間違いない)、メインカード中のメインカードだった。それによってJAFMUFJカード保有者限定の特典で、ポイントをJAF年会費に交換できた。それが、私が、15年以上にわたって、JAF年会費を無料にできた理由である。
ところが、私が体調を崩し、プライベートで使っていたもう一方のMUFGカードを2、3年ぐらい全く使わなかったところ、突然、カードの自動解約予告が送られてきたのである。家計の光熱費関係の決済にメインで使っていたJAFMUFJカードは継続して決済しているのに、である。そして何より、いままで、10年以上に渡って使ってきたのに、私のそのクレジットカードヒストリーを無視して、ここ2,3年の利用なしを引き合いに「何月何日までにご利用のない時は、カード解約の手続きをさせていただきます」としたやり方は、さすがに乱暴だ。
もちろん、今後も機会があれば利用したいカードだったので、その期限までに、何かしらの決済をして自動解約は免れたのだが、非常に不愉快な思いをした。自分自身の体調が万全な状態ではなかったため、問い合わせたり、抗議したりすることはなかったのだが、この事件以後、MUFGカードへの信頼が揺らいだ。近年MUFGカードは、経費削減や低稼働カードの減少に注力しているようにみえる。企業努力として間違ってはいないが、顧客の信頼を損ねては元も子もない。
長年お世話になったJAFMUFGカードにはとても感謝しているが、三井住友VISAカードのポイント制度の方が優れているため、今年の年初に思い切って三井住友VISAカードが発行するJAFカードに切り替えた。光熱費などの固定費を三井住友JAFカードに集約して、今後もJAF年会費0円を続けて行くつもりだ。