1年以上「ほぼ禁酒」を続けてみた結果

ビフォーアフター

今年の2月頃から始めたことに「ほぼ禁酒」がある。今までは、週に5~6日ぐらい、つまり、ほぼ毎晩飲酒することが習慣になっていた。飲むものはだいたい、缶酎ハイか第三のビールだ。これを、完全に逆転させて、飲酒を週に1~2日ぐらいに控えることにした。

完全に禁酒を目指さなかったのは、最初から完璧を目指すと高い確率で挫折するからだ。また、仕事で何かプチ達成したときや、プライベートで知人友人と楽しく飲むときは、お酒を楽しむのもいい、と考えたからだ。飲むものも、缶酎ハイか第三のビールではなく、もともと好きだったアサヒスーパードライにした。毎日飲むから安いお酒を飲むのであって、たまに飲むのであれば、値段が倍ぐらいでも問題ないと思って、ご褒美感を出すためにも飲むものを変えた。もっと早くブログで書きたかったが、三日坊主になる可能性もあったため、ためらっていた。これによって変わったことは以下のとおりである。

  1. ぐっすり眠れるようになり、早朝覚醒がほぼなくなった。
  2. 血液検査の肝臓の数値が改善された。
  3. 胃液が食堂を逆流してくる胸焼け感がほぼなくなった。

「ほぼ禁酒」のきっかけになったのは、精神科医樺沢紫苑先生の「ストレスフリー超大全」を読んだことからだ。先生は、著書の中で、飲酒が引き起こす「早朝覚醒効果」について解説しておられる。要は、お酒を飲むと寝つきがよくなるように思えるが、実は、「早朝覚醒効果」によって、睡眠の量(睡眠時間)、質(脳疲労の回復度合い)ともに、飲酒が睡眠に悪影響を及ぼしている、と警告しておられる。

知らぬとは恐ろしいことだ。私は、メンタル不調を引き起こした時、夜、12時前後に寝る、2時前後に起きる、そのまま朝まで眠れない、という地獄の日々を過ごした。まさに、何かの拷問である。その頃も缶酎ハイを必ず寝る前に飲んでいた。精神的なストレスもあっただろうが、ストレス解消にとアルコールを飲むことが、実は「早朝覚醒効果」によって、少なからず、睡眠に悪影響を与えていたことは想像に難くない。自分で自分の首を絞めて、苦しい、助けて、といっているようなものだ。

「ストレスフリー超大全」を読んで、すぐに「ほぼ禁酒」を実行した。でも長年の習慣なので、夜は何か物足りない、そこで普段は、水で溶かして飲む「青汁」を飲むことにしている。毎晩「青汁」が晩酌だ。それから、今まで苦しめられた、寝つきが悪く、寝ても深夜・早朝に覚醒する、ということがほぼなくなった。

メンタル休職後、ときどき、胃液が食堂から逆流してくるような感覚があった。耳鼻科を受診し、鼻から内視鏡で検査してもらった結果、逆流性食道炎、と診断された。通うのは「~でもよければ副院長先生」のところだけで精一杯だったので、継続して通院はせず、太田胃散を3年ぐらい散発的に飲んでいた。加齢によるものもあると思うので、対処療法にとどまっていた。根本的に治療することはしなかった。それが、不思議なことに「ほぼ禁酒」してから、胃液が食堂から逆流してくるような感覚がほぼなくなったのである。

最後に、血液検査の肝臓の数値である。劇的に、というわけではないが、予想通り改善していた。

双極性障害で治療を始めて、治療以外で得した習慣

まとめ

1年以上「ほぼ禁酒」を続けてみた結果は、

1,睡眠改善を期待して「ほぼ禁酒」を実行したところ、思った通りの効果があり、加えて、恐らく効果があるだろうと思っていた、

2,血液検査の肝臓の数値が改善され、さらに、想像もしなかった

3,胃液が食堂を逆流してくる胸焼け感がほぼなくなった、

というおまけつき、という大盤振る舞いだった。

 

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