1マイルの価値≒2円、という神話崩れる
1マイルの価値は、1円ではない、とは、私がよく参考にさせていいただいている、まつのすけさんのブログThe Goalでも触れられている。
「マイルは使い方によって価値が変動して、1マイル1円を割ることもあれば、1マイル数円で利用できる場合もあります。」(出典:The Goal 某機関投資家で働いていた元会社員・現経営者のブログです。経済、IPO、キャッシュレス、クレジットカードなどについて発信)
The Goal 某機関投資家で働いていた元会社員・現経営者のブログです。経済、IPO、キャッシュレス、クレジットカードなどについて発信
1マイルの価値は、以下の計算式によって計算される。
交換で受け取るものの価値÷交換に要するマイル数
例えば、ANAの10000マイルは、10000nanacoポイント(10000円相当)に交換可能なので、その場合の1マイルの価値は、10000÷10000=1で1円ということだ。
交換するのが特典航空券だと、例えば、東京ー福岡の特典航空券の引き換えに15000マイル必要で、実際に航空券を購入した場合30000円だったとする。その場合、1マイルの価値は、30000÷15000=2で2円ということだ。
大抵の場合、航空会社のマイルは他のポイントに交換するよりも、特典航空券に交換したほうがした有利だ。私もそのつもりでマイルをためる、ANA陸マイラーの端くれだったが、現在溜まっている20616マイル全てを、1マイル=1nanacoポイントのレートで現金化することにした。
理由は特典航空券を利用するシチュエーションが思いつかないから
感染症の状況は、もはや触れるまでもない。このような状況である。旅行に行くどころの話ではない。マイルは特典航空券に交換して利用するからこそ、利用価値が高いのだ。そもそも移動に航空機を使った旅行は、自分のためにも、他人のためにもこの感染症の流行下では控えるべきだろう。
確かに、いつかは感染症の流行は終わるだろう。しかし、数ヶ月我慢すれば、半年後なら何とか、という感覚が楽観的すぎることが段々とわかってきた。
私のANAマイルは、期限が2022年6月に最初にやって来る。しかし、1年後に特典航空券を利用した旅行ができるような状況になっている保証はどこにもない。航空会社の経営状態が盤石であるとも限らない。マイルは航空会社が発行する商品券なのだ。経営破綻すればひとたまりもない。
実質的に特典航空券への交換が閉ざされた今、1マイルの価値を1円に減損処理すべきであろう。そして、そうなると、できるだけ早く現金化したほうがいい、と判断した。直接、現金化はできなくても、間接的にはできる。納税を利用するのだ。今月末期限の自動車税をマイルから交換したnanaco残高で納付する。現金で全額納付するところをnanaco残高が20000円分あるので20000円浮いてくる。結果、間接的に現金化できたことになる。
- 20000マイルをnanacoポイントヘ交換申込(済)
- 英語学習教材スーパーエルマーをカード購入(済)
- nanacoポイントをnanaco残高へ交換
- セブンイレブンで自動車税をnanacoで納付する
- 20000円の現金が手元に残る
- スーパーエルマーのカード支払いに充当
手に入れた20000円は英語力向上のための自己投資にあてることにした。30年前に出会った英語学習教材、スーパーエルマーシリーズのスピーキングバージョン、スーパーエルマースーパースピーキングvol.1を申し込んだ。2021年5月9日まで、スーパーエルマーシリーズが期間限定で約25%オフでソースネクストのECサイトで購入できるため、マイルを現金化した20000円に少し足すだけで入手することができた。
マイルを1年間航空会社に預けておいても英語力は上がらない。反面、自己投資には無限の可能性がある。限りある資源を可能性のあるところに投資するのが「高配当な人生」を実現するカギである。
スーパーエルマーについては、別記事でまた改めてふれたいと思う。