中小企業診断士との出会い

TAC中小企業診断士講座の思い出

2012年に専門職大学院を修了し、MBAを取得したが、勉強することを続けていないと知識も薄れてきたりする。修了後、しばらくは修了した学校のある関西にいたので、卒業生・在校生の有志の勉強会に参加したり、別にお金を払って聴講生として1科目だけ受講したりして、なるべく勉強することから離れないようにしていた。

しばらくして単身赴任も解除されて地元に戻ると、大阪までわざわざ土日に勉強会に行くのも、どうしても億劫になる。でも、MBAの知識が錆びていくのももったいない。そんな時に、思い出したのが中小企業診断士の資格だ。

もともと、資格をとることに興味があったわけではないのだが、同じ大学院で、一緒に授業をとったことのある同窓生が、卒業後、何かの飲み会の席で「実はTACの通信講座で中小企業診断士の資格を勉強しているんだ」といっていたのを覚えていたのだ。

その時まさに私は米国公認会計士の資格取得に一生懸命だった。「MBAでやった授業の復習にもなるからいいよ」と勧めてもらったが、「自分もTACの通信講座で米国公認会計士の資格を取るためにがんばっている」といい、お互いにがんばろうといって別れたのを覚えている。

2014年の秋、地元に戻っていた私は、休みの日に、職場と自宅の通勤経路の途中にあるTACの校舎にふらりと訪れ、中小企業診断士講座の情報収集をした。

米国公認会計士のTACの教材と講師の質の高さは言うことなかったし、TACを信頼していたので、もし中小企業診断士を目指すのであれば、第一選択と考えていたからだ。

どこの資格講座でもあるように、第一回の講座を無料で、視聴できますよ、という案内があったので、早速受け付けに行って申し出た。幸いその日が平日の午後ということもあってDVDブースは空いていて、すぐにDVDを借りて視聴することができた。

講師はTAC中小企業診断士講座でも特に有名な遠藤先生だった。ご自分の前職であるアパレル業界の時代遅れの実態を、ことあるごとに、ご自身の経験を元に、ボロっかすに叩くというのが聞いていて面白かった。

テキストをなぞるだけの講義ではなく、面白い話も交えて講義が進んで行くと飽きずに続くものである。こうしたことも講座選びには重要だ。面白い話だけでなく、真面目な話も初回からあった。

最初の講義の最初の板書は、一週間の平日に何時間、休日に何時間、トータルで何時間、これを今日から一次試験まで続けていかないといけない、という内容だった。

「最初甘く入って、最後に泣きをみる」これが一番多いんです、と言っておられたのが今でも印象的だ。

 

続・中小企業診断士との出会い

 

 

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