ライセンス取得までの費用(日本受験)
- コース受講料 50万円
- 単位審査請求手数料 5万円
- 受験要件のための単位取得費用 10万円
- 受験料 25万円
- ライセンス要件のための単位取得費用 15万円
- ライセンス取得までの手続き費用 10万円
トータルで約115万円かかった。
実際に、受験中に50万円の定期預金を、2回解約しているので、大まかではあるが、自分の感覚とも大きくずれてもいないと思う。もし、日本で受験できなかったら、上記に加えて渡航費用も加わるのだから、それがない分、費用も体力的な負担も抑えることができた。また、受験料も、3科目は一発合格、1科目は2回目で合格できたので、受験回数はあわせて5回、一回5万円として約25万円で済んだ。
よって、米国公認会計士は試験合格までなら、100万円あれば挑戦できる資格といっていいだろう。これを高いと思うか、安いと思うかは人それぞれである。100万円の札束を机の上に置いておくだけでは、腹を満たすことも、誰かに家事を頼むこともできない。お金の価値は、使う人によって同じ100万円でも、100万円以上にもなれば、それ以下にもなる。受講料の50万円だってそうである。それを最大限使い倒して合格できれば50万出しても安いものだ。
米国公認会計士のライセンスを取得するまでの費用は、自分にとって人生で最も有意義なお金の使い方だった、と今でも思っている。単に資格を買うのではなく、未来の可能性を買うのである。前向きな人生を生きたいのなら、過去にとらわれるのをやめ、未来に賭けるのだ。
米国公認会計士試験合格のコツ
- 毎日勉強を継続した。
- 合格目標時期を先に決め、そこから逆算して計画をたてて学習した。
- コース一括で受講料を最初に全額支払って退路を絶った。
最後に、3度目の挑戦で米国公認会計士のライセンスを取得できた要因を上記にまとめてみた。
これから米国公認会計士を目指す方に、自らの経験に基づいて助言するならば、以下の通りである。
勉強することを決意しても、受かりそうかどうか試しに少しやってみてから考える、なんて最初から逃げ腰では早晩挫折の憂き目をみることになる。やると決めたら、次にこの日までに合格すると決める。(目標)そして、そのためにいつまでに何をしなければならないか、大まかな学習計画を立て(計画)、一日も欠かすことなく毎日勉強すること。(実行)そして、一番大事なことは、何が起こっても絶対に諦めないことだ。
ここまで、「米国公認会計士取得までの道のり」シリーズを読んでいただいた方、本当にありがとうございました。