地域限定正社員を選択するメリット
私が勤務する会社は、全国に事業所があるので、正社員イコール全国転勤あり、となる。いつでも転勤の可能性がある。正社員は転勤を拒否できない。
そうはいっても、家庭の事情、子育て、親御さんの介護、など基本転勤OKだけど、今はちょっと待って、という人のために、時限的に地域限定正社員、というのが選べるようになっている。
私も職場復帰してから地域限定正社員に転換しようかずっと迷ってきたが、先日地域限定正社員に転換することを決意し申請した。以下、地域限定正社員にしておくメリットを挙げてみる。
- 転勤を100%しなくてよくなる
- 地域限定正社員にしてもまた正社員に戻せる
- 転勤があったらどうするか思い悩む必要がなくなる
- 生活環境激変リスクを大幅に低減できる
- 昇進よりも、無理せず継続、の姿勢を会社にアピールできる
職場復帰の年からすぐにでも地域限定正社員に申請しなかったのは、さすがに嫌がらせでもない限り復職初年度の社員を転勤させないだろうとたかをくくっていた、というのもある。だが、先日思いがけず、突然転勤の打診が来た。
そうか、2年続いたもんな、周りからみれば普通の人と変わらないように見えても不思議ではない。しばらく忘れていたが、今の生活を守るために、地域限定正社員を本気で考えないといけない、と思った。メリットがあればデメリットもある。楽天モバイルと同じだ。次に地域限定正社員のデメリットを挙げてみる。
地域限定正社員を選択するデメリット
- 基本給、賞与等が定率でカットされる
- 経営レベルまで昇進できない
- 自分の希望する職種につけない可能性がある
- 昇進する意欲がないとみられる可能性がある
別に、いまさら部長や役員になりたくないし、昇進というエサを前にしてシッポを振るつもりもないし、デメリットといってもそれほど重くはない。これも楽天モバイルと同じだ。唯一気になるのは、やはり給料が減るだろうことか。給料の額に反応しないサラリーマンはいないだろう。
地域限定正社員を選択した決定打
今回、地域限定正社員を申請したキッカケは、復帰2年を達成した直後の転勤の打診だったが、決定打は、手取りが減る金額をシミュレーションして、それぐらいなら本業以外の収入で補ったるわ!!、と意識転換できたことだ。それには3つの根拠がある。
- 宅地建物取引士証を取ったこと(自己投資)
- 投資収入が安定的に成長していること(証券投資)
- ブログを始めたこと(副業)
いままで続けてきたことが、人生の重要な局面で選択肢を増やしてくれた。この3つの強みを使って、地域限定正社員のペナルティ給料減額分ぐらい取り返したるぞ、逆に奮起材料として使って、怪我の功名で、逆に手取りがふえたぐらいまでの報告ができるように日々努力していくつもりだ。
※地域限定正社員制度は、企業によって制度が異なります。上記で挙げたメリット、デメリットは筆者が勤務する企業の制度を前提にしたものであることをご承知置きください。本記事は、あくまで個人の意見であり、地域限定正社員への転換を推奨するものではありません。各個人の責任でご判断ください。