復職後2年間再発なしを達成

復職後、丸2年が経過

今日は、自分にとって特別な日だ。

2年前の今日、2回の休職と合わせて約1年半にわたる休職期間を経て職場復帰を果たし、その後すべてが順調だったわけではないが、なんとか2年間、メンタル不調を再発させることなく、通常勤務を続けることができた。

就職してから、毎日出勤すること(できること)が当たり前だったので、もし、メンタル不調で休職するという経験がなければ、今日という一日も自分にとってはありふれた日常の中の1日だったのだろう。

以前は、職場の建物の入り口にくると、「ああ、今日も1日大変だな」とか心の中でつぶやいていたが、今は違う。自然と「ああ、今日も来れた、来れて良かった。」と思う。

「今日も嫌なことがあったらどうしよう、うまくいくだろうか」、という気持ちよりも、まずは、今日も休まずに来れたことが素直にうれしい。たとえ、今日嫌なことがあったとしても、確実に復帰後正常勤務日数は+1日カウントされるのだから。

メンタル休職したからすべてが終わりでは決してない

1回目の復職時は、不安は強かったが、意外に楽観的だったように思う。2回目の休職をせざるを得ない状況になってからは、さすがに焦った。主治医にはその時こう言われた。

「私も会社の産業医をやっていたこともありますから分かりますが、そうやって、主治医をだまして(※だましたつもりは毛頭ありません)診断書書かせて、無理に復職してダメになってまた休職して、また同じことを繰り返して最終的に会社に戻れなくなる人が本当に多いんです。」と。

本当に復職を成功させたいと思ったら、「もう半年休んでいるからそろそろ復職しなきゃ。家族からの目も気になるし」とかいって決して焦って復職しようとせず、復職後にどうしたらメンタル不調を再発させずに通常勤務を続けられるかということまで見据えて、休職期間中を漫然と過ごすのではなく徹底的に復職後の準備を行い、絶対に1発で復職を成功させる、チャンスは1回しかない(実際は1回きりではなく何度もあるが)、くらいの悲壮感に近い決意で臨んでちょうどいいくらいだと思う。

繰り返しになるが、1回復職に失敗すると、本当に自信をなくす。いや、それは間違った自信が崩れたのだから、そう悲観しすぎることはないのだが、正しい自信も一緒に崩壊する。

これは職場復帰にとってよくない。「もう、職場復帰できないかもしれない、また失敗するかもしれない」と毎日不安で不安でたまらなくなる。

さらに「メンタル休職した自分は会社の評価はゼロだ、復帰してもキャリアは終わっている」と自分で自分を苦しめるようになる。これが1日中続くので、本当に何も手につかなくなる。

しかし、2度の休職と復職を繰り返し、復職後は2年間メンタル不調を起こすことなくちゃんと継続勤務できている私が、復職後2年間再発なしを達成できた今日だからこそ声を大にして言いたい。

メンタル休職したからすべてが終わりでは決してない、と。

 

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