ダブルメンタル休職からの復職を目指す

ダブルメンタル休職とは

ダブルメンタル休職とは、私の造語で、勝手にそうよんでいるだけであるが、ダブル、要は一回は復職したものの、再発してまた休職せざるを得なくなった、ことを意味する。経験者はお分かりだろうが、復職には常に再発のリスクが伴うのだ。

では復職して何年通常勤務が続けばいいのか。私が参考にしたのは、確か数年前に中日新聞の休日版に掲載されていた、メンタル休職に関する記事で、約2年〜3年続いて勤務できたら大丈夫と考えていいだろう、と書かれていたことを踏まえて、3年継続をできたら復職成功と個人的には考えている。

私の状況を、ざっくりいうと、半年間休職、2ヶ月勤務、1年間休職、現在2年弱勤務だから、記事タイトルも、「復帰した」ではなく、「復帰を目指す」としている。3年基準は私の個人的見解なので、社会的基準でもなく、医学学会の基準でもないので、人によっては、休職から出社出来るようになった時点で復職したものと考える人もいるだろうし、それはそれで私がとやかくいうつもりはない。

かくいう私だって、以前は休職期間が明けて、晴れて出社出来るようになったら復職に成功したと考えていいと思っていた。しかし、2回目の休職を余儀なくされる状況に至って、その考えは間違っていたな、と思った。再発のリスクを甘く見ていたのだ。

再発の原因を分析してみた

最初の出勤再開と、現在も続いている2回目の出勤再開を比較してみて、最初の出勤再開時にはできていなかった10のこと。

・体力が十分に回復していなかった。

・出勤再開を焦った。

・勤務時間を意識した生活の訓練ができていなかった。

・限界に達する前に周囲に伝える訓練ができていなかった。

・社会、生活リズム療法が不十分だった。

・認知行動療法が不十分だった。

・双極性障害についての知識が不十分だった。

・再発のリスクを軽視した。

・出社後直面することへの想定と対処法の準備がなかった。

・最初の短縮勤務の時、遅く出勤して定時までの勤務にした。

一言でいうと、準備ができていなかった

これにつきる。勤務を再開する準備ができていなかったのに、勤務再開を決断したのが失敗の原因だ。メンタル休職を経験されていない方は一瞬、怪訝に思われるかもしれない。

ちょっと待って、休職するには医師の診断書が必要だから、当然勤務再開を許可する診断書もいるよね?てことは専門医から勤務再開OK、というお墨付きをもらっているのになんでこんなことが起きるの?医師が診断を間違えたの?

いいえ、医師が間違えたのではありません。本人が判断を誤ったのです。

 

勤務再開に向けて

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA