楽天モバイルの0円運用は終了がしたが、楽天モバイルはまだまだ使える。そしてpovo2.0、OCNモバイルONE、等のMVNOも忘れてはいけない。各社の強みを持ち寄って、あわせてたった月額約1600円で最強のモバイル通信戦略が完成する。
<結論>
povo2.0は欲しい時に欲しい分だけ購入できるのが最高。余裕があればギガ活も一考の価値あり。契約する価値あり。
楽天モバイルのテザリングはバッチリ使える。
<留意点>
テザリングは一考の価値ありだが、面倒くさいのが欠点
実施策① OCNモバイルONEを通信0.5ギガ550円、通話10分無料、低速データ通信無制限で利用
実施策➁ 楽天モバイルを通信3ギガ1078円、通話無制限で利用
実施策③ 全て使い切ったらpovo2.0で1ギガ390円を買う(最後にココでpovo2.0が生きてくる)
楽天モバイル0円で契約してまだ解約せずに持ち続けている人は今後どうするべきか
楽天モバイルの無料高速通信(1ギガまで)は、2022年7月からは0円運用できなくなったが、楽天モバイルアプリを使った通話は引き続き無料で利用できる。
私のような、通話もある程度使用する人にとって、通話料無料は非常に大きな誘因になる。実際、楽天モバイルの0円に惹かれてユーザーになり通話料無料の魅力に取りつかれてしまった人もいるだろう。
そういえば私も、と思ったあなたは、OCNモバイルONEを新たに契約してOCNモバイルONEとpovo2.0をデュアル運用し、それとは別に、無料通話と月3ギガ1078円で高速通信の楽天モバイルも持ち続ける(2台持ち)のはどうだろう。
OCNモバイルONEは定期的に端末付き新規入会キャンペーンをやっていて、端末価格が破格なことで知られている。1台に2枚のSIMカードを利用できるDSDV仕様スマホを格安に入手できる。新規加入のハードルは低くなる。それにOCNモバイルONEとpovo2.0のSIMカードを挿して運用するのだ。
OCNモバイルONEで契約するのは最安プランの0.5ギガ550円。それで通話料10分分だけついてくる。これがなにかと重宝したりもする。
0.5ギガだとすぐに使い切ってしまうので、そこでなんとなく解約できずに持ち続けている楽天モバイルの出番だ。
次は楽天モバイルでテザリングする。それも使い切ったら、今度は後述するイオンモバイルでテザリングする。
あなたがテザリングにめんどくささを感じないのなら、OCNモバイルONEとpovo2.0とのデュアル運用+楽天モバイルのスマホ2台持ちを検討する価値は十分にある。
注)povo2.0は180日に最低1回何らかのサービスを課金しないといけないので注意。
さらに、データ通信専用のタブレットも使いたい場合は、イオンモバイルのデータ通信専用プランであるデータプランがいい。イオンモバイルなら1ギガから選べる。しかもひと月単位で無料でギガ数を変更可能だ。
そもそも1ギガの少量契約ができるところは少ない。名のしれたMVNOではイオンモバイルぐらいだ。
データ通信専用のプランはタイプ1とタイプ2があるが、タイプ2を選ぶのがいい。なぜならOCNモバイルONEの回線を利用しており通信品質が安定しているからだ。
スマホも持っているなら普段はスマホを使う時間が長いだろう。タブレットは電子書籍を読む、ディスプレイとして使う、elearningを受講する、などスマホにはない大画面を活かした使い方ができるとより生活がより充実する。
こうしてOCNモバイルONE、povo2.0、楽天モバイルの合計3社と契約し、スマホ2台運用で、データ通信月3.5ギガ、通話料無料、低速通信無制限、の維持費はなんと月額約1600円である。
最強のモバイル通信戦略が実現できるのである。
しかもpovo2.0が効いてくるのはここからで、月末に追加購入することで、データ通信月4.5ギガ月額約2700円、5.5ギガ月額約3100円、6.5ギガ月額約3300円、と柔軟なプランへと高速通信量をマニュアルで微調整できてしまう。
断言しよう。povo2.0は契約しておいて無駄にはならない。
なぜならpovo2.0は最後に効いてくる。povo2.0は単独で使ってもいいが複数のSIMを束ねて使うと効果を高めることができる。なぜなら、複数のSIMの隙間を埋めるのがpovo2.0だからだ。
(参考 povo低速通信の実際)
povoの低速通信は無料だ。だから、低速通信にストレスフリー通信を期待するほうが間違っている。かなり遅いことを覚悟しておいた方がいい。povoの低速通信がスイスイ使えたら、だれも有料契約などしない。
私が、数カ月間、povoとOCNモバイルONEのデュアル運用を実際にやってみた結果発見したのは、OCNモバイルONEの低速通信終了後に訪れる、「超」低速通信の方が、まだpovoよりも早いという事実だ。
128kbpsという公称数値に惑わされてはいけない。povoの低速通信は、世の中のどの低速通信よりも遅い、と思った方がいい。
もう少しだけ高速通信を使いたい、という賢い消費者のあなたにはさらに奥の手がある
povo活である。
povo2.0にはギガ活というユニークな制度がある。
- ローソン
- 松屋フーズ
- すき家
- はま寿司
- 餃子の王将
- ドトール
- カフェドクリエ
などなど、どれもランチで使えそうな店舗だが、1回につき500円(税込)以上aupayで決済すると、もれなく0.3ギガ分のpovo2.0で高速通信ができるクーポンコードが後日メールで送られてくる。
povo2.0の高速通信の方は、使い勝手抜群、品質も問題なくストレスもない。
クーポンコードは、利用後だいたい3日から5日後くらいには送られてくる。メールは17時に配信されてくる。間違えて削除しないようにしたい。
コードが書かれたメールが来て、そのコードをpovo2.0アプリでクーポンコード入力欄に入力して適用させると、その時点から0.3ギガ分、povo2.0で高速通信ができるようになる。
クーポンコードを適用した日から最大3日有効だ。
例)
4/1 00:01適用→期限4/3 23:59
4/1 19:30適用→期限4/3 23:59
もちろんこの期間内で、先に0.3ギガ使い切ったら、そこで利用終了だ。
実際にpovo活をやってみた
以下は、aupayアプリの利用履歴を転記したものだ。
- 2022.03.25 餃子の王将 -682円
- 2022.03.28 DCS -503円
- 2022.04.02 ローソン -514円
- 2022.04.07 松屋 -660円
- 2022.04.08 餃子の王将 -682円
- 2022.04.10 CAFEdeCRIE -530円
- 2022.04.10 ローソン -517円
- 2022.04.12 はま寿司 -561円
- 2022.04.13 CAFEdeCRIE -600円
約3週間で、9回ギガ活できた。合わせて2.7ギガもらった。決済額は、5249円。4月16日時点で未使用コードがまだ3枚残っている。十分過ぎる。
全てランチかモーニングで使っている。どの道必要だった経費で、ギガ活のためにわざわざ出費を増やしているわけではない。ギガのために出費を増やしていては意味がない。
ただ、上記は、かなり意識してギガ活を行った時のものだ。普通にやろうとしたら、おそらく、月5回程度が自然にできる限界だろうと思う。ギガ活対象店舗が限られているので、そのうち飽きてくるのが難点だ。
povo2.0とOCNモバイルONEのデュアル運用をやってみようと思ったきっかけ
楽天モバイルの0円運用終了が発表される前は、楽天モバイルとpovo2.0を組み合わせる事例がネット上に多く上がっていた。でもOCNモバイルONEとpovo2.0をデュアル運用する事例は極めて少なかった。ならば自分がやってみよう、というわけで始めた。
最初、特に興味があったのが、povo2.0の128kbps低速通信がどこまで使えるかだった。
その時既にデータ通信512MB、10分通話無料付きで月550円というOCNモバイルONEのプランをメインで使用していたので、povoとOCNモバイルONEのデュアル運用を始めるのに、新たに準備すべきことはpovo2.0を新たに契約するすることぐらいだった。
OCNモバイルONEで月0.5ギガ550円プランを1か月間使ってみた感想
OCNモバイルONEの月550円プランは、512MBを使い切ると200kbpsの低速モードになる。さらに256MB使用すると、超低速モードになる。公式サイトに記載はないが、一説には60kbpsと言われている。
この遅さは場面によっては結構ストレスだ。それで、povo2.0がデータ通信128kbpsが無制限に使えると聞いて試す価値があるのではないかと思ったのだ。
メインで使っている、AQUOSsense4は、SIMが2枚挿せるDSDV仕様だ。これを活用しない手はない。現在のOCNモバイルONEのSIMに加えて、2枚目のSIMスロットにpovo2.0のSIMを挿すことができる。
これにより、ひとつの通信端末の中で、OCNモバイルONEのSIMには通話と高速通信、povo2.0のSIMには低速無制限を担わせることができると思った。
実際に運用してそれを検証してみたところ、povo2.0のSIMには低速無制限は遅すぎて使えないことが分かった。
それでようやく気付いた。povoの最も効果的な使い方を。複数のSIMとあわせて使うのが最もpovoの特徴を活かすことができると。
なぜならpovo2.0は最後に効いてくる。povo2.0は単独で使ってもいいが複数のSIMを束ねて使うと効果を高めることができる。なぜなら、複数のSIMの隙間を埋めるのがpovo2.0だからだ。
povoを単独で使うより、他のSIMと合わせて使う。コレだ。
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