年の瀬にNFT詐欺にあった話

人生初のNFTを買おうとして詐欺にあう

NFT販売の偽サイトは非常に巧妙に作られているので要注意

NFT投資については元々興味があり、機会があったら買ってみようと思っていた。

しかし、NFTといっても何を買ったらいいのか分からない。

株なら企業という実態があるし、客観的な情報があるので、伊藤忠が欲しい、JTがいいかな、ソニーを買い増し、などいろいろ検討できるが、NFTの世界最大級のオープンマーケットであるopenseaをみていても、これが欲しい、とはならない。ましてや、コレは将来的に値上がりするなあ、なんてわかるわけない。

そんななか、これが欲しい、と思えるNFTがあった。live like a catのNFTだった。ただ、買うとしたらちょうどいいな、などと悠長にかまえていた。

リリースは、2022年12月28日の正午。私はとっくにそんなこと忘れていた。

リリースから2日後、ふと思い出して、確認すると、openseaではセカンダリーが3ETH(およそ50万円程度)を超えており、驚いてしまった。

それが、live like a catの公式discordで、LLACのファウンダーのシュウヘイ氏を装ったDMが来て、0.1ETHで買えるという案内がきた。

出遅れた、と焦っていた私はついそのオファーに乗ってしまった。入会の際、シュウヘイ氏からの歓迎DMが来るのかと勘違いしてしまった。

詐欺なので、0.1ETH(約1万6千円相当)送金しても何の連絡もない。その時、ハッとしたが時すでに遅し、詐欺だと気付いた。

全ては自分の欲のなせるわざ

自分にとっては猫曼荼羅は20000円の自画像

ツイッターでも、DMは詐欺だと常に気を付けていたのに、格安で買える、というオファーに目がくらんでしまった。

落ち着いて考えれば市場で50万円で売られているものが2万円弱で変えるはずがない。

期せずして自分の欲深さと向き合うことになった。

意気消沈して翌朝を迎える。

せっかくこれからNFTを勉強しようと張り切っていたのに熱が冷めてしまった。

そんな時、LLACのデザイナー、猫森うむこさんが、猫曼荼羅の販売を企画しているという。価格は0.022ETH(4000円弱)で2023年1月31日まで、誰でも購入できるとのことで、早速買ってみようと思い、購入したのが下記のNFTイラストだ。

価格は4000円弱だが、自分の場合は16000円の詐欺損失があるので、NFT詐欺の経験と勉強代合わせて、20000円の出費だ。

NFTを買おうとして詐欺にあったが、これが人生初のNFT購入になってよかった気もする。縁あって手元にあるこの猫曼荼羅は、欲という煩悩から抜け出せない自分の自画像だ。

それゆえ、見るたびに「自分には欲がある」ということを自覚できる。欲に目がくらむ自分と簡単に決別することはできないが、猫曼荼羅を見るたびに初心に帰ることはできる。

自分の欲と向き合い自分のペースで進んでいく。これからも焦らずボチボチいこう。

 

予備知識ゼロからLLACのNTFをOpenSeaで購入する方法

 

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