南直哉著「禅僧が教える 心がラクになる生き方」書評
LLACプロジェクトのファウンダーで、フリーランスの学校を主催するシュウヘイさんが、Twitterのスペースで音声配信されていて、その時紹介されていた本書。
その40ページに目が釘付けになって、一瞬呼吸が止まった。
力を抜いて「大したことない自分」を生きればいい
筆者は、いう。
今見ていると、どんな人も非常に力が入っています。
「よりよい人生を生きねばならない」と思い込み、
「人に勝たねばいけない」と焦っている。
だから、筆者は冷静な眼で、
力を抜いて「大したことない自分」を生きればいいのに、と思います、という。
このくだりを読んだだけで、私は鳥肌が立ち、身震いした。
そうだ、「大したことない自分」を生きればいいのだ。
頑張るよりも、力を抜くことの方が大事、なのだと気づいた。
認められていない自分でもよし
30代で何の説明もなく降格されて、認められていない自分に辛さを感じていた自分。
もっとすごいはずの自分、もっと評価されていい自分、という幻想に苦しめられてきた。
いや自分で自分を苦しめていたといえようか。
でも、この一節の衝撃で目が覚めた。
違う、そうじゃない、そうじゃなかったんだと気づいた。
- スルーする、気にしない生き方
- 頑張るよりも、力を抜く
- 自分の力を誇示しなくてもよし
- 認められていない自分でもよし
- 人と比べなくてもよし
- 大したことない自分を生きればよし
本書に出会ってからの自分は、もうこの生き方。
大したことない自分を生きればいい。
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