JGC修行第4回目 想定外の事態に対応する

JGC修業では想定外の事態に遭遇することもある。そんなときも落ち着いて対応しよう。それもまさに修業のうちと言えるのだから。

朝起きたら飛行機の出発まで余裕がない。そんなとき、あなたならどうされるだろうか?

本記事では、寝坊したときの対応についてその経験を共有しよう。

朝起きたら寝坊したことに気づき心臓が止まりそうになる

持ち物OK、スケジュールOK、あとは行くだけだ。そうやって昨晩寝たのに、朝起きたら、最寄り駅を出発する電車の発車時間だった。

とにかく、すぐに用意していた服に着替えると、荷物を持って家を出た。

バス停でバスを待ちながら、ヤフー路線情報で、空港に着くのは何時頃か検索。

その結果、飛行機のセントレア出発時間は8時30分、名鉄のセントレア駅には8時10分。保安検査は出発前20分で締め切られるので、状況は予断を許さない。普通に行けば厳しい。

この日のJGC修行は、2レグ目からの予定で、1レグ目は、ソラシドエアを使って、セントレアから宮崎まで行き、そこからJGC修行スタートの予定だった。

1レグ目のソラシドエア中部ー宮崎に乗れないと、2レグ目の宮崎ー福岡も乗れなくなる。

頭を抱えた。

しかし、落ち着いて考えて、とにかく中部国際空港セントレアまで行くことにした。

 

できることを全てやる

セントレアまでの電車の中から、中部ー宮崎便のソラシドエア予約センターにも電話した。

便名と氏名を言うと

「遅延なしです」

とのこと。

この「遅延なし」というのは、飛行機の出発時刻に変更がない、ということだ。

遅延があれば、その分保安検査場の締め切り時刻や搭乗口の締め切り時刻が後ろ倒しになり搭乗できる可能性があるが、遅延なしとなれば、出発時刻になればゲートクローズとなり、搭乗できない可能性が高くなった。

コールセンターの方からは「空港についたら、誰でもいいのでまず職員をつかまえて、遅れたことを申告して」

との助言を受けた。

慌ただしい電話応対にもかかわらず、ソラシドエアのコールセンターの係員は落ち着いた対応をしてくれて、それを聞いているこちらも次第に「ああ、確かにできないことはできないので、できることをやるしかないな」と腹をくくることができ、気持ちが落ち着いてきた。

駅に着くと走ってソラシドエアが空港業務を委託しているANAカウンターへ向かう。一番最初に目が合った、ANAの制服を着たグランドスタッフに声をかけ、ソラシドエア便の2次元バーコードのスマホ画面を見せる。

すぐに対応してくれて、ついてきてくださいと言われて、一緒に走り出した。

保安検査場の前の行列をごぼう抜きして先頭へ入れてくれて、保安検査場内でもすでに並んでいる人たちの行列をごぼう抜きしてこれまた先頭へ。

搭乗が始まっている便の乗客はこのような措置を受けられることがある。もちろんこれは本来の姿ではないので、このような特別な対応をしてもらうのが当たり前だとおもってはいけない。

でも、万が一のときは、このようなこともあるので、諦めず最善を尽くすことをオススメする。

検査場を出て搭乗口までも長い距離を延々と歩く。搭乗口に着いたには着いたが、出発まで10分をきっていた。

なんとか搭乗できてホッとしたが、寝坊など、二度とないようにしたいものだ。

回送フライトも活用する

それでも、今回初めて利用するソラシドエア、慌ただしい初利用だったが、コールセンターの対応も、機内の接客も悪くなく、自分の中で、今後また利用したい航空会社になった。

実は、本記事のタイトルは当初、「回送フライトも活用する」とする予定だった。それが寝坊騒動で予定変更してこうなった。

なので少しだけ回送フライトについて触れておきたい。

JGC修行のルートを考え尽くして、どうしてもうまくいかない場合、一部ルートを敢えてJAL便以外にしてルートを組むという手もある。当然、その分はレグもFOPも加算されないが、損して得を取る、という戦略だ。

その分の費用は単純にプラスオンだが、それを安く抑えることができると、全体では十分もとが取れるということもありえる。

JAL便以外の候補としては、ピーチやジェットスター、ソラシドエアやスカイマークなどがある。

今回利用したソラシドエアは、九州を拠点とする航空会社だ。運行本数も多く、最近エアドゥとの共同持ち株会社設立を発表して話題にもなった、今年開業20周年を迎える実績ある航空会社だ。

それにちなんだセールで安い航空券も提示されているので、日程、旅程にあう方は一度利用してみてはいかがだろうか。

 

JGC修行第5回目 コードシェア便も使ってみる

 

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