トーストマスターズクラブのprepered speechはただスピーチするだけではない

トーストマスターズクラブのprepered speechに対するサポートがすごい

私は、2021年10月にあるトーストマスターズクラブに正式加入した。それまで約半年、ゲストとして参加させてもらってはいたが、正式加入したあとは、easy speak という電子掲示板のようなシステムにアクセスしたり、path とよばれるオンラインラーニングコンテンツを受講できるようになる。

そして、一番の違いは、prepered speech が回ってくるということだ。加入からおよそ3ヶ月くらいで、新入会員は icebreaker speech を行う。要は自己紹介だ。

11月の最終週の土曜日、prepered speech を次回やりませんか? とお誘いのメールがあった。prepered speech は年明けかなと思っていたので早いなと思った。年明けにしてもらうこともできたと思うが、人生何が起こるかわからない、何事もできる時にやっておくのが後悔のない人生を生きるための鉄則だ。その日のうちに受諾の返信をした。

今年、自分の人生を変えた、このブログを通して自分を知ってもらえたら、と思った。連絡を下さった方に、このブログのプロフィールをコピペして、メールで相談した。その後数日で初稿を書き上げてフィードバックをお願いした。初稿は、以下リンクのとおり。

トーストマスターズクラブのprepered speechの原稿を書く(英語)

2、3日ですぐにフィードバックをもらった。聴衆が共感できそうなところを具体例を出しながら掘り下げると良い、というアドバイスをいただき、もう一度どこにウエイトをおいたらいいか考え直した。

ブログの3つの利点を伝えたかったが、具体的に掘り下げるのが難しい。例えば自己洞察など、概念が抽象的で、分かりやすく説明しようとすると、ものすごいワード数が必要だ。与えられた時間は4〜6分、早々に断念した。

つかみで、弾丸旅行が好きで、というのを書いていたが、そんな名古屋ー札幌ー福島ー大阪を1日で本当にいけるんですかね、信じがたいです、というコメントをもらった。私のような弾丸トラベラーは、そんなの何とも思わないので、世間一般の方はそんなふうにとらえられるんだなと、新鮮だった。フィードバックをもらわなければ気づかなかっただろう。

そうだ、ここを掘り下げよう、と思った。初稿では、単に名古屋ー札幌ー福島ー大阪で弾丸旅行しました、としか書かなかったのを、何時に名古屋発で札幌着は何時、何をして次は何時に、というように具体的な旅程を述べることにした。これにより、ホントに1日で3都市回れるんだ、ということが伝われば、旅のイメージが聴衆に伝わって、より共感してもらえるのではないかと思った。そうして書き直したものが、以下のリンクだ。

改訂・トーストマスターズクラブのprepered speechの原稿を書く(英語)

準備すること自体を楽しむ

ゆっくり読んで、5分後半くらい、分量はこれが限界だ。毎日、通勤電車で小さな声でスピーチの練習をした。練習しているうちに、ふと何時に名古屋発で札幌着は何時、何をして次は何時に・・・のところで、実際の搭乗券を示しながらやったらもっと信憑性が増していいよな、とか、どうやったらよりよく伝わるかと考えるのが楽しくなってきた。

極め付きは、スピーチ当日の夜、会社帰りのバスの中で、以前もブログであげた実際の搭乗券の写真をみて、あ、この写真、ズームで画面共有できないだろうかと閃いた。本番まであと1時間くらいだ。

これなら、画像が少し小さいが、手で搭乗券をもって、カメラに映すよりもクリアだ。急いで家に帰って、本番30分くらい前に、誰も接続していないうちに一度ズームでログインして画面共有できるかドキドキしながら試してみた。バスの中でグーグルドライブに写真を移しておいたので、ズーム接続用パソコンからグーグルドライブにアクセスしてズームで共有。あ、できた。

ホッとした、と同時に、この感覚、久々だなと思った。多分10年前に、MBAの頃、グループワークの発表をみんなで分担して、授業の10分前に、ぶっつけ本番で用意していた頃、それ以来のことだろう。とても懐かしい感覚だ。

スピーチ本番では、やっぱり、実際の搭乗券の写真、ズームで画面共有して正解だった。好評だったようだ。最後の最後まで工夫してよかった、と思った。

スピーチに対するフィードバックがすごい

トーストマスターズの例会では1人のスピーチに対して1人のエバリュエーターが指名される。スピーチする人は、例会の数日前までにスピーチ原稿を送るルールだ。

実際のスピーチをしたあと、エヴァリュエーターがスピーチについて論評し、いい点、改善すべき点をフィードバックしてくれる。

良い点を5個くらいいって、1個こうしたらもっと良くなる、という感じで、ポジティブフィードバックだ。

1回のスピーチが準備、本番、フィードバックと頭から尻尾まで骨ごと食べられてすべて栄養になるといったイメージだ。だから、スピーチを年に3回でもやれば相当な実力がつくこと疑いない。そう思った。

 

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