【結論】年会費有料カードの年会費は実質無料で維持できる
現在、保有している年会費有料のカード(条件付き年会費0円カードを除く)は、
- セゾンプラチナビジネスアメックス 22,000円
- JAL・JCB CLUBーA JGCカード 9,625円※JCBスマリボ年会費割引適用後
- ダイナースクラブカードブルー 2,750円
- ANAソラチカカード 825円 ※JCBスマリボ年会費割引適用後
- ソラシドエアカード 1,375円
- ビュースイカカード 524円
金額は年会費
合計39849円(※JGCカード、ソラチカカードのJCBスマリボ年会費割引適用後37099円)の年会費負担となる。
あなたはこれをどうお考えになるだろうか。
年会費約4万円は贅沢とみるかどうか、見方はひとそれぞれだろう。でも、この年会費は実質無料で維持できる、と考える。
1 セゾンプラチナアメックス
セゾンプラチナアメックスはコスパ最高プラチナカード
年会費22000円と高額だが、並み居るプラチナカードの中では敷居が低く、コストパフォーマンスに優れたプラチナカードである。
陸マイラーの間ではJALマイル還元率が高いことで有名なカードで、JGC修行にも役に立ち、まさに一石二鳥だ。
プラチナカードの保有などJGC修行を検討するまで考えもしなかったが、もし1枚だけプラチナカードを持つとしたら、自分にはセゾンプラチナビジネスアメックスカードが最適ではないかと思ったのだ。
2023年半ばからはセゾンプラチナビジネスアメックスはセゾンマイルクラブ年会費が年5500円かかるようになったため、セゾンマイルクラブ年会費が引き続きかからないセゾンプラチナアメックスに新規加入した。有効期限が来たらセゾンプラチナビジネスアメックスは解約するつもりだ。
セゾンプラチナにはプライオリティパスのプレステージ会員が無料でついてくる。しかも、制限なしのプレステージ会員が。
普通に加入すると、年会費は429USドルと日本円にして5万円くらいになるが、多くの日本人は直接加入ではなく、クレジットカードの付帯特典でプライオリティパスを持っているだろう。
プライオリティパスが自動的に付与されるクレジットカードで最も年会費が安いものは、楽天プレミアムカードだ。(年会費11000円)
セゾンプラチナでも追加料金なしでプライオリティパスを持つことができるため、保守的に見積もってこれだけで11000円の元が取れている。
22000円の年会費-11000円で実質的に11000円の年会費と考えることができる。
もちろん特典はこれだけにとどまらず、コンシェルジュサービス、グローバルホテルセレクションなど、余りある便利な特典を使えば使うほどお得になる。
セゾンプラチナアメックスは20000円分の永久不滅ポイントでカード年会費を0円にできる
セゾンプラチナアメックスは永久不滅ポイントで年会費が払える。
すると、永久不滅ポイント4000ポイントとの交換で年会費無料にできる。
永久不滅ポイントは今やクレディセゾン発行のクレジットカードで貯めるだけではなく、JQセゾンカードがあれば、JRキューポポイントを経由してWAONPOINT、Vポイント、Tポイントからも貯めることができるようになっている。
2 JAL・JCB CLUBーA JGCカード
毎月初回搭乗ボーナスマイル
JAL・JCB CLUBーA JGCカードの年会費は11000円。クレジットカードの年会費というよりは、むしろJGC(JALグローバルクラブ)の年会費、といったほうが適切だろう。
しかし、実はもとがとれて、そのうえ、その他の年会費有料カードの年会費までまかなえてしまう、と私は考えている。
JAL・JCB CLUBーA JGCカードは、初回搭乗特典として、JGCカード特典3000マイル、JALカード・CLUB-Aカード特典2000マイル、合計5000マイルが付与される。よって、年1回JALグループ便に搭乗すれば、5000マイルが確実に還元される。
5000JALマイルを1マイル1.5円で換算すると、7500円。
楽天キャッシュ投信積立にもJGCカードが活用できる
具体的には、JGCカードでJMBWAONカードにWAONチャージする。スマホアプリにJMBWAONカードが入ったモバイルJMBWAONでもいい。
JGCカードは多数あるが、WAONチャージできるクレジットカードは限られている。必ずWAONチャージできるクレジットカードを選ぶ必要がある。
JCB・JAL CLUB-AカードはWAONチャージでき、かつマイルも貯まる。200円チャージごとに1マイルなのでマイル還元率は0.5%だ。
そしてミニストップでJMBWAONカードにチャージしたWAONで楽天ギフトカードを買う。その時にまた200円チャージごとに1マイル貯まるので、ここでもマイル還元率は0.5%だ。
楽天ギフトカードを購入したら楽天キャッシュにチャージする。その後、登録した楽天キャッシュから投信積立されると0.5%の楽天ポイントが付与される。
積立限度額は月5万円。ということは年60万円。最大限積み立てると、
JCB・JAL CLUB-AカードからJMBWAONカードへのWAONチャージで年間3000マイル。
JMBWAONカードから楽天ギフトカードへのチャージで年間3000マイル年。
年間6000JALマイル。
6000JALマイルを1マイル1.5円で換算すると、9000円。
初回搭乗ボーナスマイルと、楽天キャッシュ投信積立のためのWAONチャージ、楽天キャッシュチャージで、還元額は
7500+9000=16500円>11000円
実質0円以下でJGCカードが維持できる計算だ。
3 ダイナースクラブカードブルー
ダイナースクラブカードはステイタスカードのはしりだった。以前は医師、弁護士、経営者、大企業幹部しか入会が認められなかったほどのステイタスカードだった。いわば成功者のブランドだった。
三井住友信託銀行との取引があり、300万円以上預金していれば誰でも申し込みができるのがダイナースクラブカードブルーだ。
年会費が2750円。ダイナースクラブカードの一般カードが24200円であることを考えると、ダイナースブランドのクレジットカードとしては破格の安さである。
私は、このダイナースクラブカードブルーを
- タワーラウンジカシメのドロップイン利用
- コナミスポーツクラブの法人会員都度利用
- 空港ラウンジ利用
で思い切り活用している。特に名古屋・栄にあるタワーラウンジカシメは、コンシェルジュが常駐するコワーキングスペース兼ラウンジであるが、基本都度利用(ドロップイン)はできず、契約会員以外は入れない。
ところが、ダイナースクラブカード会員だけは、1時間500円で都度利用できるのである。しかも抹茶(他の飲み物でもOK)とお菓子のサービス付きだ。
オープンスペースだけでなく、一部の個室ブースも利用できる。ちなみに1時間500円というのは契約会員と同じくレートである。契約会員になるには月15000円が最安のコースになる。その場合、計算上30時間使える。
それがダイナースクラブカード会員であれば年2750円の年会費だけで月額基本料無しで、空いていればいつでも好きな時間に好きなだけ利用できる。(要予約、ダイナース特典での利用の場合、予約は2日前からしかできない)
自分だけのプライベート空間で、とても気に入っている。職場でもなく、自宅でもない、まさにサードプレイスだ。
上記は、オープンスペースと同じ料金で利用できるパークビューと呼ばれるブースだ。
私は主に休息のために利用する。休みに栄に出てきたときとか、休みの前にふらっと立ち寄ることが多い。
少なくとも月に1回は利用する。トーストマスターズクラブの例会にオンラインで参加するためだ。
私は、この特典がある限りはダイナースクラブブルーを退会することはないだろう。
4 ANAソラチカカード
JCBカードの提携カードであるANAソラチカカードは、陸マイラーなら知らない人はいないほど一世を風靡したカードだ。かつてソラチカルートと呼ばれた、ポイントを高還元でANAマイルに交換するルートがあり、利用するにはANAソラチカカードが不可欠だったためだ。
ソラチカルートは今はなくなったが、なお存在感あるカードだ。ソラチカカードは、更新の度に1000マイルもらえる。
一方で、ANAは、JALの「どこかにマイル」に似ている「今週のトクたびマイル」を提供している。最低3000マイル。
中部国際空港セントレアからは、新潟や羽田への路線が3000マイルで対象になることがある。
加えてスマリボ割というJCB独自の割引があり、スマリボ設定してショッピング年1回利用で1375円年会費の割引が受けられる。よって実質的年会費は825円になるということだ。
1マイル1.5円で換算すると1500円。年会費825円で1000ANAマイル得られるのはかなりのグッドディールだ。
5 ソラシドエアカード
三井住友VISAカードの提携カードであるソラシドエアカード。
このカードがスゴい。
三井住友VISAカードのVポイント1ポイントをソラシドエアマイル2マイルに替えることができて利用価値がかなり大きい。それゆえ、ソラシドエアマイルを活用することを念頭に、ソラシドエアカードを保有している。
ところで、ソラシドエアカードも三井住友VISAカード発行のカードなので、SBI証券の投信積立が利用できる。
利用できるものはしっかり利用する。毎月50000円投信積立すると、0.5%=250Vポイントたまる。1年で3000Vポイントだ。Vポイント1ポイントをソラシドエアマイル2マイルに替えることができるので1年で6000ソラシドエアマイルになる。
例えば、2ヶ月先のローシーズンの中部ー宮崎は11540円だが、これが片道5000ソラシドエアマイルで交換できる。
私は、この特典がある限りはソラシドエアカードを退会することはないだろう。
まとめ
クレジットカードの専門家、岩田昭夫さんは、「年会費無料のコスパ最高カードもいいけれど、それもそろそろ飽きてきた」とおっしゃっている。これからは、自分のライフスタイルにあった、少し上のステータスカードを上手く取り入れて生活の幅を広げ、人生を豊かにしていく、私もその方が今後目指すべき理想の方向に近いのではないかと感じている。
人生が豊かになり、固定費も削減できる。これがクレジットカードとうまく付き合うための重要な視点である。
年1回利用で年会費無料のクレジットカードで年会費を払う失態をおかさないための方法