今から心の準備が必要だ
来月から早期希望退職の面談が行われる。幸い整理解雇ではないのでそこまで切羽詰まってはいないが、非常事態であることに変わりはない。
会社は応募者上限を明示していないが、早期希望退職を募るからには最低でも必ず一定数の従業員に辞めてもらう必要がある。営業の予算と同じで、予算必達が求められる。
だから面談は募集開始までに2回ある。1回目で退職する気があるのかないのか聞いてだいたいの応募人数の見込みを出す。2回目で想定人数に足りない人数をかさ上げする。あらかじめ極秘にリストアップしてある、やめてほしい従業員を中心に、会社に居続けても将来がないことを説いて早期希望退職に応じるように迫るものと思われる。
今後あなたが活躍する場はない、といわれても動じる必要はない理由
私は、早期希望退職には応募しない。今から2年半前に休職から職場復帰した。今退職するぐらいなら、1年もかけて大変な思いをしてわざわざ職場復帰していない。今早期希望退職に応募するくらいならとっくの昔に辞めている。
メンタル不調で休職してそのまま辞めたら、その後希望する就職などあり得ないことが身にしみて分かったからだ。それは置いておいても早期希望退職に応募しない理由は、3つある。
- 退職一時金額が1200日の打ち切り補償額に満たない。
- 過去に能力・実積に基づかない降格を受けており(今年人事に情報開示請求して明らかになった)降格されたまま辞めることはできない。
- リストラのあとは一時的に混乱するが、長期的にみると要員構造が適正化し分配原資が確保でき、今よりも昇給の可能性が高くなる。
だから、あなたの仕事はないと言われようが、よそで活躍するのがあなたのためだと言われようが、決して動じてはならない。上記の理由はあえて言う必要はない。そのかわり自信をもって堂々としていよう。そして、いつもより少し鈍感になろう。鈍感になれば道は開ける。