羽生善治著「決断力」書評

本書を読む前

最近、決断力をつけるために、まずは喫茶店などに入ったら20秒でメニューを決めるように心がけている。きっかけはあるYouTubeチャンネルを偶然興味本位でみたからだ。既婚者である私には縁のない婚活男子・婚活女子向けの動画サイトだった。

その動画によると「いい人だな~と思うんだけど決め手がなくて」という人が多いのだそうだ。100%思い描いた通りの人なんてそうそうお目にかかれませんよ。それではせっかくの良縁も逃げてしまいます、と投稿者は解説していた。希望する条件のうち、ある程度の条件が揃ったら、思い切って会う決断をしてみる、決断力を磨きましょう、とその動画サイトの投稿者は解説していた。外食する際、メニューをみたらパッと注文するものを決めるように癖をつける、まずはそこから始めましょう、とその動画の最後に、今日からできる決断力の磨き方として紹介されていた。

仕事でも優柔不断な人は嫌われる。何か聞かれてすぐに返答できるのとできないのでは相手が受ける印象も変わってきて当然だと思う。決められない人はチャンスが来てもすぐに自分のものとすることはできない。せっかく幸せがすぐそこに来ていてもつかみ取ることができないのだ。やはり、仕事でもプライベートでも決断力が重要だと気付いていた。

常に勝負の世界で決断を求められる修羅場を多く経験しているトップ棋士が書かれた決断力に関する本があると聞き、早速読んで決断力の養成方法を取り入れたいと思って読んでみた。

気づき

1.実践には何倍の学びがある。

2.才能とは、一瞬のひらめきではなく、長年にわたって同じ姿勢で同じ情熱を傾けられること。

3.「何回か続けていけばそのうちうまくなるだろう」その気持ちで楽観的に続けていく。現状打破にはそれしかない。

4.決断する時の拠り所は自分の中にある。決断には怖くても前に進もうとする勇気も試される。

「直観力」=勘、そのもとになるのは感性。それまでにいろいろ経験し、培ってきたことが脳の無意識の領域に詰まっており、それが浮かび上がってくるもの。全く偶然に何もないところからパッと浮かぶものではない。

直感の7割は正しい。

「大局観」=状況判断力=本質を見抜く力。経験や感覚。

5.決断とリスクはワンセット。積極的にリスクを負うことは、未来のリスクを少なくする。

6.経験を重ねていくと様々な角度から判断ができるようになる。また情報が多ければ正しい判断ができるようになるとは限らない。

7.検証・反省が大事

1)アイデア 2)調査・準備 3)実践 4)検証・反省 を愚直にやる。

近道思考で身につけたものはメッキと同じ。すぐにはがれてしまう。

 

TODO

1.直観力に自信を持つ。直観力は無から生み出されず、いろいろ経験し、培ってきたことがあるからこそ生まれる。自分がやってきたことに自信を持つ。

2.今までにない挑戦をしているときは、「何回か続けていけばそのうちうまくなるだろう」それくらいの気持ちで楽観的に続ける。それにより、新しい挑戦へのハードルを下げる。

3.1)アイデア 2)調査・準備 3)実践 4)検証・反省 を学習に取り入れる。

4.長年にわたって同じ姿勢で同じ情熱を傾けられるような天職を見つける。

 

880円

 

累計17冊 26741円

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