朝、起きたらすぐSIM朗読が毎日の日課
スーパーエルマーの隠れたポイントは、SIM朗読だ。SIM朗読を正しい方法で十分な時間をかけてやらないと、スピーキングの訓練に入ったところでスタックしてしまうからだ。
最近はオンライン英会話も手ごろな価格でできるようになって、英語学習の環境は断然進化している。しかし、ただ漫然とオンラインで外国人と英会話をしていれば英語力が身につくかといえば、それは違うだろうと私は思う。理論なき訓練は成果を伴わない、そしてなにより続かない、と思うからである。
SIMスーパースピーキングという英語学習教材を信頼する理由
SIMスーパースピーキングは、世間一般にはあまり知られていない教材だ。しかし、私が、個人的に絶大な信頼を置いているSIM外語研究所が、ビジネスレベルのスピーキング力を身に着けたい社会人のために開発した英語教材だ。
SIM外語研究所は、私の受験生時代を成功に導いたSIM長文読解シリーズを提供してくれた。それがなければ、私は、志望校に現役で合格するようなことはなかっただろう。本当に感謝している。
SIM外語研究所は現在も存在しているようだが、販売権はソースネクストに譲渡したようだ。商品名はSIMビジネス英語に変わってはいるが、内容はSIMスーパースピーキングと同じものだ。
販促費が出せないほど、経営が思わしくないのだろうか。それとも、開発と、販売を分ける戦略をとっているのだろうか。詳細は分からないが、ソースネクストが販売している現在の価格のほうが安く、受講者としてはありがたい。
SIM外語研究所の教材の価値を認めるような目利きがいるソースネクストは将来性があると思う。
高校生時代、英語を苦手としていたわけではなく、むしろ得意だった。ただ、国公立大学レベルの2次試験の英語には必ず長文読解問題があった。
英語自体は苦手意識はないのに、その長文読解問題だけがどうしても点数が伸びずにいた。しかも、配点が多いものだから合否に決定的な影響がある。
ある日、雑誌の裏表紙にSIM外語研究所のSIM長文読解シリーズの広告が載っていた。
英語が読めないのは、返り読みをするからです、と書いてあった。それを読んですぐにピンときた。私は、当時ワンセンテンスの英文を読むのに、頭から最後まで読んで、また最初に戻って読み直し、分からないところがあったらまた戻って読んでいた。
この教材が主張するように、英語の文章を読むのに、いったりきたりして読むのをやめて、最初から最後まで読んだときには、英語の意味がすべて把握できるようになっていたらどんなに素晴らしいだろうと思った。
親に頼んで、教材を買ってもらい、何度も繰り返しテープを聞き、さらにテキスト朗読(SIM朗読)を繰り返す。すると、だんだん、英語を読むスピードが上がってくることに気づいた。模試を受けると点数が飛躍的に伸びて、英語が全体の成績を牽引してくれるようになった。これは、本物だ。そう思った。
大学受験は英語が成否を分けた
高校3年の夏が終わり、いよいよ受験モードも第4コーナーに差し掛かる。ところが、夏休み明けの模試の結果が壊滅的だった。このまま、突き進むと高い確率で浪人決定となる。
理科系クラスで理科系の学部を受験するつもりで2年以上やってきたが、1か月悩んで、文科系へ転向することを決定した。浪人は絶対に避けたかったからだ。
国公立大学なので1次試験のセンター試験は避けられないが、2次試験が英語400点、数学200点の2教科のみ、というレアな学部を見つけ、これだ、と思った。これなら、いまからでも勝機がある。
英語は、SIM長文読解シリーズで培った英語読解能力に自信がある。数学は、理科系で苦労しながらもなんとかついてきた理系数学へ問題対応力がある。(一般的に文系数学のほうが理系数学よりも求められるレベルが低い。)
そこから半年間は1次試験のセンター試験対策と、2次試験の英語・数学だけに力を入れた。その結果、現役合格することができた。
もし、SIM外語研究所のSIM長文読解シリーズに出会ってなかったら、英語読解能力を伸ばして英語を得点源にすることはできなかっただろう。
2021年5月に、SIMスーパースピーキングの学習を始めた。教材を構成する理論の根幹は、30年前と全く変わっていなかった。テキスト朗読(SIM朗読)も変わらない方法で指導されていた。
私はSIM長文読解シリーズを提供してくれたSIM外語研究所の教材や学習理論を信頼している。だからこそ、安心してこれからも続けていける。
貴重な実践の場
あわせて、スピーキングを実践できる場所として、トーストマスターズクラブを活用することにした。月に1回のペースで例会があり、アットホームな雰囲気の中で失敗を恐れず英語スピーキングの実践体験ができる。こちらも合わせて活用し、ビジネスレベルの英語能力習得を目指したい。