モノやサービスの相場を知ることがなぜ重要か
当たり前のように払っている固定費、いつの間にか、相場とはかけ離れた高い料金を惰性で払っている場合もあり、知らないうちに損していることがある。
しかし、モノやサービスの相場を常に把握しようとする姿勢を維持するだけで、そのようなことを防ぐことができる。なぜなら、モノやサービスの相場を知っていると、騙されないからだ。
焦って購入しない、これに尽きる
先日、購入後6年経過したトヨタのハイブリッドカー、アクアの補機バッテリーを交換した。交換工賃、税込で20000円だった。3年前に交換した時は約30000円だった。どちらもトヨタの違う販売店で交換している。
今回交換するにあたって約半年間、アクアの補機バッテリー交換に関する情報を探し続けた。私が行なった相場を知る行動歴を下記に記す。
- Amazonで検索、現時点で入手可能な商品を探し、現実的な最安値商品を選ぶ。
- 持ち込みで交換作業を請け負ってくれる業者を探し、何社かから見積もり金額を提示してもらう。
- 1、2のうち、それぞれ最安値のものを合計した金額が、アクアの補機バッテリー交換にかかる費用の相場。
- 最後にトヨタの販売店で見積もりをお願いし、3の金額と比較する。
なんだ、数日でできるじゃないか、と思えてくるが、私は今回これに半年かけている。Amazonで初めて商品検索したのが、2020年12月頃、半年点検で補機バッテリーの性能が落ちています、というフィードバックを受けたタイミングだ。
私は、以前、バッテリー上がりが原因で交差点の右折レーンの先頭で立ち往生したことがある。そのため、バッテリーについては早めの交換を心掛けている。ハイブリッド車なら尚更気をつけなければならない。なぜなら、ハイブリッドカーの補機バッテリーは、走行には影響が少ないが、ハイブリッドシステムの起動に不可欠なため、バッテリー上がりを起こすと、車はうんともすんとも言わなくなるそうだ。ドアすら開かないという話を聞いたことがある。そんな私でも、バッテリーの性能が低下していると言われても、すぐその場で交換してもらうことはしなかった。
なぜなら、補機バッテリーの相場を知らなかったからだ。すぐに交換に応じれば、相場を知らないと、言い値で代金を支払わざるを得ない。それでは業者の思うツボだ。私は、車の半年点検の際、指摘のあった項目をその場ですぐに交換・修理することはない。必ず、メモをして、半年後の次の点検までに相場を調べ、最安値で交換・修理する。自分でも交換・修理できると知れば自分で行う。今回も補機バッテリーの相場を調べて対応したので、販売店の見積りが相場と変わらない、とすぐに判断でき納得して支払いすることができた。