年会費有料のカードには個人のライフスタイルや価値観が反映される
クレジットカードは便利だし、うまく使えば得することもあるのは事実だが、逆に悪用・不正利用や使い過ぎといったリスクもあるので、管理が非常に大切だ。
まずは、保有するクレジットカードをしっかり把握しておくことがクレジットカード利用の基本中の基本。
そのうえで、自分のライフスタイルを考慮して、今の自分にベネフィットのあるクレジットカードを組み合わせて活用するのがよい。
年会費永年無料でベネフィットのあるクレジットカードがあればそれに越したことはないが、ベネフィットのあるクレジットカードは大半が年会費が有料だ。
1.[年会費有料]6枚
・セゾンプラチナアメックス(クレディセゾン)・・立替経費決済用、セゾンプラチナ特典(コンシェルジュ、プライオリティパス他)
<22000円/年>
※セゾンマイルクラブ年会費
<5500円/年>
・ダイナースクラブカードブルー(三井住友トラストクラブ)・・ダイナースクラブ特典(街中ラウンジ・空港ラウンジ・コナミスポーツクラブ)
<2750円/年>
・JAL・JCB JGC カード(ジェーシービー)・・JGC会員
<11000円/年>※
・ANA・JCB SFC カード(ジェーシービー)・・SFC会員、quickpay(nanaco)
<11275円/年>※
・ANAソラチカカード(ジェーシービー)・・PASMO、quickpay(nanaco)
<2200円/年>※
・ソラシドエアカード(三井住友カード)・・ソラシドエア特典航空券、ソラシドエアマイルクラブ
<1375円/年>
※ 年会費割引適用前の金額
年会費合計 56100円
スマリボ割引 ー4125円(ー1375円×3枚)
維持費合計 51975円
2.[年1回利用で年会費無料]9枚
・セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカード(クレディセゾン)・・個人経費決済用
・ゴールドカードセゾン(クレディセゾン)・・Revoltチャージ用
・シネマイレージカード(クレディセゾン)・・【セゾンポケット株積立用】
・MUJIカード(クレディセゾン)・・MUJI会員証、MUJI利用
・三井住友JAFカード(三井住友VISAカード)・・JAF会員証、NHK受信料支払用
・wellow card manaca(オリエントコーポレーション)・・manacaチャージ用
・biccamerasuicaカード(JR東日本)・・旅費交通費支払用、biccameraポイントカード、えきねっと利用
・ENEOS card(TSキュービックカード)・・ガソリン、洗車、駐車代、高速道路料金(ETC)支払用
・shell pontaカード(出光クレジット)※アポロステーションで年1回利用で年会費無料
年1回利用で年会費無料のクレジットカードで年会費を払う失態をおかさないための方法
3.[無条件で年会費無料]23枚
・JCB BIZ ONE カード(ジェーシービー)・・事業経費決済用(ブログサーバー代、スタバカードチャージなど)
・リクルートカード(ジェイシービー)・・電気、ガス代支払用
・paypayカード(paypayカード)・・水道代支払用
・楽天カードVISA(楽天カード)・・楽天市場利用
・楽天カードMASTER(楽天カード)・・楽天ポイントカード、【投信積立用】
・JQエポスゴールドカード(エポスカード)・・ICOCAチャージ用、交通費決済、旅行保険【投信積立用】
・JQセゾンゴールドカード(クレディセゾン)・・【投信積立用】
・aupayカード(KDDIフィナンシャルサービス)・・【投信積立用】
・JMBローソンポンタカード(クレディセゾン)・・pontaポイントカード
・三井住友カードNL(三井住友VISAカード)・・サイゼリヤ、マクドナルド等で7%還元
・オリコカードザポイントカード(オリエントコーポレーション)・・JALpay→aupayチャージ用
・名古屋大学カード(三菱UFJニコス)・・いつものお店でポイント優遇加盟店で利用、空港ラウンジ、海外旅行付帯保険
・Delight Jaccs card(ジャックスカード)・・海外旅行付帯保険
・JMBイオンカード(イオンフィナンシャルサービス)・・通信費、生活費決済用
・イオンカードミニオンズ(イオンフィナンシャルサービス)・・イオンシネマ1000円
・dカード(NTTドコモ)・・dポイントカード
・ファミマTカード(ポケットカード)・・Vポイントカード、ファミペイチャージ用
・P−ONEカードスタンダード
・セブンカードプラス
・メルカード
・イオンカード(WAON一体型)
・majica donpen card
・アポロステーションカード
あなたも一度、現在保有しているクレジットカードの一覧表を作ってみられてはいかがだろうか。書き出して俯瞰することで見えてくるものがあるはずだ。
カードコレクターでは決してない
クレジットカードをたくさん集めて悦に入るためではない。クレジットカードを活用する目的は、3つある。
1つは、ポイントやキャッシュバックにより、固定費削減を図るため。2つ目は、カードごとに使用目的を限定して、年間使用金額を管理することにより、手間をかけずに固定費を管理するためである。
カードごとに使用目的が決まっていれば、カード請求額=該当経費使用額、となるので、カード使用額を集計すれば、簡単に年間固定費が計算できる。要は、固定費管理と、固定費削減のためにクレジットカードを活用している、といっていい。
引落口座は、決済専用口座を決めて、一元管理している。使いすぎを防ぐためだ。ただ一部例外はある。
例えば、ダイナースクラブカードブルーは三井住友信託銀行をカード決済口座に指定している。三井住友信託銀行しか指定できないというやむを得ない理由からだ。本当はすべて同じ口座を決済口座にしたいのだが、例外があるのは致し方ない。
3つ目の目的はクレジットカード活用上級編
こう言うと、固定費を削減するといって、有料カードを保有して逆に固定費を増やしているではないかと指摘されそうだが、さにあらず。
クレジットカードを活用する目的の3つ目は、「損して得取れ」だ。
具体的には、安くもない年会費を払うのだけど、結果的に年会費以上のベネフィットを受けられるように、クレジットカードを戦略的に使うのである。
セゾンプラチナアメックスは、JALマイルが効率よくたまり、JGC修行にもってこいのカードである。年会費22000円と高額ながら、十分その元を取れるだけのベネフィットがあるので、JGC修行が終わってもメインカードとして保有し続けている。
ダイナースクラブカードブルーは、スポーツジムと名古屋テレビ塔にあるタワーラウンジカシメという会員制コワーキングスペースや空港ラウンジを都度利用するために欠かせない。
本来なら高額な月会費を払わないと利用できないところ、ダイナースクラブの特典でリーズナブルな価格で都度利用することができる。
むしろ年会費という多少の固定費を許容することで、もっと大きな別の固定費を変動費化するとともに、実用的なベネフィットを受けられる。
ANAソラチカカードは、かつてソラチカルートが存在した時、このカードが必要不可欠だったことの名残だ。
現在も保有し続けているのは、年会費と引き換えに1000マイル付与されるので、一般的な1マイル=2円換算したとしても、これだけで元がとれると考えてのことだ。
年会費無料のコスパ最高カードもいいけれど、それもそろそろ飽きてきた