樺沢紫苑著「ストレスフリー超大全」書評

本書を読む前

以前、休職中に読んだ人事関係者のブログに「復職しても3年は昇級候補者のリストからは外される」とあった。信憑性はいざしらず、昇進うつ、というのもあるくらいだから、会社としても昇進させてまた調子を崩されてはたまらない。また、休職していた人と、休職せずに継続的に勤務していた人が同列に評価されるはずもない。休職者に対する保護という意味においても、ペナルティという意味においても、このブログの指摘は人事の現場の肌感覚に近いものではないかと思った。

職場復帰後は昇級はあきらめて、毎日行って仕事して帰ってくる、を継続するために、「決まった時間に起きて、朝ごはんを食べて、決まった時間に家を出る」を徹底実行して、欲を出さないように心掛けてきた。

そのため、自分なんて評価に値しない、もう昇級できない、とネガティブな思考に支配されていた。

職場復帰してから2年間心掛けてきた「決まった時間に起きて、朝ごはんを食べて、決まった時間に家を出る」を一歩前に進化させることはできていなかった。

気づき

1、私が評価されない、昇進しない理由は、ズバリ実力不足。実力不足とは自己成長不足。自己成長には「仕事の勉強」はもちろん「自分の勉強」が必要。

「自分の勉強」とは会社では誰も教えてくれない、コミュニケーション術、メモ術、文章力など仕事に関するスキルのこと。これらを就業時間以外の時間に自分で勉強している人が自己成長を実現し、身につけたスキルを活かして成果を出すことによって評価される。

2、自己成長の方法には長所伸展か短所克服のどちらかに大別されるが、自分には長所伸展の方があっている。

長所伸展による自己成長のために、自分の長所や良い面に気づく「ポジティブ思考」を身につける必要がある。

3、脳内伝達物質セロトニンが健康維持に重要な役割を担っている。

4、問題を解決するには方法は2つしかない、自分で解決するか、他人に相談するか。

日本人は相談してもなにも変わらない、と考える人が多い。自殺を考えたことのある人を対象にした調査結果で、誰にも相談しなかった、という人が、60.4%にものぼるという調査結果がある。

相談には思った以上の効果があり、自分で解決できない問題の解決に不可欠。

TODO

1、「仕事の勉強」に加えて「自分の勉強」をする。

2、毎日「3行ポジティブ日記」または「自己受容の4行日記」を続けて、ポジティブ思考を身につける。

3、従来の「決まった時間に起きて、朝ごはんを食べて、決まった時間に家を出る」に加えて、毎日朝散歩を続けて体調を整える。

4、悩んだら相談、を心掛ける。

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