ダン上野先生と英語の思い出

SIM外語研究所の通信教育との出会い

もう、いまから30年ぐらい前のことだ。私は高校生で、県内でも有数の進学校に通っていた。入学するとすぐに、大学受験までもう1000日ないんだぞ、と発破をかけられ、合格者招集の日に、初日の数学の授業までにやっておく問題集の問題演習の問題番号が指定されるような勢いだった。中学生の時は不得意科目などなかったが、高校では授業のペースが速すぎてついていけず、すぐに数学嫌いになってしまった。一方で、英語は、これまた出される課題の量が半端なく多かった。しかし、中学生の時からの基礎的なトレーニングの積み重ねのおかげで、なんとかこなすことができた。中学生時代の恩師には、英語の基礎訓練をしっかり課してくれたことに感謝しなければならない。

高校で、英語で挫折しなかったことに関しては、もう一人の恩師がいる。でもこの方にはお会いしたことはない。当時で、それなりの年齢でいらしたので、おそらく、今、この世にはいらっしゃらないのだろう。SIM外語研究所という、壮大な看板の会社が提供する通信教育を受けていた。その、通信教育のメソッドの開発者である、ダン上野先生だ。通信教育だったので、教材とカセットテープを通じて教えを受けたため、実際にご本人にお会いする機会はついに訪れなかった。しかし、当時カセットテープで繰り返し聞いた、先生の肉声は今でも私の脳裏に焼き付いて離れない。

私が、大学受験レベルの英語の関門を突破するために、当時もっとも課題に感じていたのは、長文読解能力の飛躍的な向上だった。当時のセンター試験でも、2次試験でも、膨大な量の長文の英語の文章を限られた時間の中で読み解き、設問に答えることが求められていた。そして、これが、もっとも配点が多かったのである。これは即ち、長文読解を得意とするか、不得手のままとするかによって、成否が分かれるという、まさに運命の別れ道であって、英語の長文読解能力をなんとしても、大学入学試験合格レベルまで引き上げる必要があったのである。

SIM外語研究所の英語学習教材、スーパーエルマーの教え

  • 返り読みをしない
  • 英語の語順で、感じ、考える
  • 音節リズムの法則

大学受験という、期日が決まっている目標のために、私には迷っている時間がなかった。すぐに親を説得し、通信講座を申し込んだ。教材が届いて、さっそく勉強を始めると、目から鱗が落ちる、とはこのことだった。今まで、誰からも教えてもらったことのないメソッドがそこにはあった。

独自のメソッドによって、返り読みをしない、英語の語順で、感じ、考える、という訓練を積み重ねたことによって、私の長文読解能力は飛躍的に進化した。しばらくして、実際に点数に現れたので、これは本物だ、と思った。最終的に、これが決め手となって英語を超得意科目とした私は、これを原動力にして、志望校だった旧七帝大といわれる大学の一つに、現役合格することができた。SIM外語研究所の教材に出会わなかったら、多分現役合格は難しかっただろう。

そして、高校時代に英語に苦手意識を持たず、逆に得意、とすることができたことによって、大学受験のみならず、その後の人生においても、選択肢が増え、明らかに大きな恩恵を受けた。自分の人生を素晴らしい方向へ導いてくださった、SIM外語研究所の英語学習教材、スーパーエルマーとダン上野先生に、いま改めて感謝している。

今年、約20年以上ぶりにスーパーエルマーを使って英語を再学習している。

 

 

SIMスーパースピーキングを1ヶ月続けた感想

 

得意なことを伸ばすと圧倒的な成果と充実した仕事が手に入る。

苦手なことを克服すると人並みの成果とつまらない仕事が手に入る。

 

 

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